サイコなパスに見事にハマる。

終わっちゃったけどね。

元々ノイタミナ枠はなかなかに逸品が出るのでチェックはしておりましたが、今回もドドドっと！？ハマりました。
大体、ビジュアルから入る方なので、リボ描いてた天野さんがキャラデザという事で、ちょっとその辺りの印象が強かったんですよね。
まあ、一話見た時はがっつりリボっぽい～って思いましたけど、回を重ねる毎に全然そんなの関係ない、ちゃんとした一品で視聴しちゃっていました。

そしてビジュアルの次に入っちゃうのが、キャラ萌えカプ萌えですけど、視聴中はあまりカプ萌えまでは到りません。（言わずもがなブリチを除く）
お話はその中でちゃんと進んでいるので、登場人物の発言や行動に邪推は致しますが、猛プッシュまではしないです。なんか、申し訳ないというか。
その進んでいくお話に、手を入れちゃいけないって気持ちになっちゃうんですよね。

お話がラストに近づくとともに、本作のヒロインである朱は劇的に成長してくれました。
もうラスト２～３話は『朱音姐サン！』って感じですよ。ホント、エリート街道まっしぐらな世間にちょっと疎いお嬢ちゃんって感じだったのに。
ただ、彼女の成長の影には沢山の犠牲が伴っていて、それでも前を見て進んで行く彼女は、やっぱり成長するに値する人物だった訳ですね。
元々、こういう芯の強い子だったのでしょうけど、もう前面に押し出されちゃったという感じ。
成長した彼女は、新任の監査官（霜月美佳）にかつての自分を見ただろうか？まるで第一話のループのようなラストシーン、視聴者はそうであっただろうが、朱にとってはただのほんのスタート（Re;スタート）だったのではないかと。

狡噛さんはね、第二の填島さんになるんでしょうかね。彼のように殺人を幇助するとか、そんな事はしないでしょうけど、シビュラに反するという意味では似たような位置になって行くのでは……
そして……作品の核の一つである、填島との確執。彼が追い続けていた『犯人』である填島を、結局は『殺して』しまった訳ですが、ドミネーターを銃に持ち替えている所からして、彼の最終目的は填島をこの世から消すという事にあったのではないかと。それは過去に殺された佐々山の無念を晴らす事もあったでしょうけど、話中彼が話したように『自分と填島の問題』なのでしょうね。
思えば表裏に居た二人、そして立つ所は違えども、あまりにも近い二人だったのではないかと。

本当は、いろいろぐるぐる考える所がありますな。
他の皆さんもキャラ立ちしていただけに、各人の掘り下げが欲しかった！弥生ちゃんは一話分あったから、他の皆さんも……って期待していたんですけどね、残念。
ただ、コレ……続くの！？続きそうともとれるCパート、野生（に戻った）の狡噛さんを見たいです。んでもって、シビュラの電源をいつ誰が落とすのか、それともシビュラが社会を支え続けるのか。
追えば追うほどに楽しめそうなんですけどねえ。


とりあえずですね、最終話の狡噛さんの『朱』呼びにはね、ヤラレたね。