きた、回想シーン。
起きて下さいと若かりし頃の京楽を起こしたのは……七緒の母。
柱を読めば一目瞭然、彼女は京楽が慕っていた、義姉だそうです。柱の情報によると、彼女は京楽が慕っていた女性で、そして偲ばれる存在という事で、もう存命していない事が解ります。
わざわざ柱で『慕っていた』と書かれているので、そうなのかなと思いますが、自分で感じ取りたかった……
BLEACHに関して言えば、いつからかあまり『考えない』ようになったような。考えるな感じろ、って。
ぶっちゃけ考え疲れたというのが一つ理由でもありますが(笑)
本誌の師匠が描いたそこだけで、感じたままを受け取っていけたらなあと思います。
とはいえ、推しキャラがでたらこんな悠長な事言ってられないに違いありませんけどね。
The Theatre Suicide SCENE5
あらどこいった?と二人を探し始めるリジェさん。頭がお皿のようになって探査開始。と、意外に早く発見。
なるほど、ガレキの中に隠れているかと思っていたのですが、影鬼の能力でリジェの影の中に潜んでいたんですね。
こんなに長く潜んでいられるとは知らなかった。じゃあ、この影無くせばどうなるかな?発光体を創り出して影を消そうとするリジェ。
が、光源があればそこには影が。リジェの顔に影が生まれ、そこから七緒が飛び出します。
何か、持ってる?
さて、時はちょっと遡り、こうなるまでの回想シーン。
『狂骨』が自分の斬魄刀?
京楽の斬魄刀が『花天』と『狂骨』にわかれている事は知っていたが、そのうちの一つが七緒のもの?
そうだ、とも言い切れないと説明する京楽。
お花は、七緒の母の願いの為、七緒の斬魄刀を隠す為に『狂骨』を産んだそうで。
では、どうして 『隠す』事になったのか。
七緒の家、伊勢家は女系で女しか生まれない、そして伊勢家に入った婿は伊勢の呪いで早死にすると言われていたそうで。
言い伝えを断ち切りたくて、七緒の母は伊勢の血筋を絶やす覚悟で外へと嫁いだ。
が、願いは空しく彼女の夫はほどなくして死んでしまう。
その夫が京楽の兄。
つまり、京楽にとって、七緒は姪っ子ちゃんなんですな。
兄と馬が合わなかった京楽ですが、七緒の母が来てから雰囲気が変わり、京楽も兄との距離が縮まり、遊びに行くことも多かったそうです。
それがあの冒頭のシーンという訳ですな。
が、夫が死んだ彼女は、貴族の家にありがちですが、縁を切られ実家に戻されます。結局覚悟を決めて家を捨てたのに、その家からは逃れられなかった。
伊勢の女は家からも呪いからも逃れられない、もしかするとこの剣の所為かも。
手にした剣、それがかくれんぼが好きな『お狂』にかくしてもらったもの。
なるほど、狂骨自体が七緒の斬魄刀ではなくて、七緒の斬魄刀をしっかり隠し持っていたという訳ですね。
母が願い隠した剣が、今七緒の手に。
そう、小さな影から飛び出した七緒が持つその剣。
母が自分の意思で呪いを捨てると決めたように、自分は自分の意思で呪いを受けると決めました。と決意をあらわにする七緒。
それに、自分が慕う人はきっと、呪いなんてバカバカしいと笑う人のような気がします。と、微笑む七緒。綺麗な笑みですわ
副官一人で自分と戦うとするのか?と小首をかしげるリジェ。
伊勢の家は神官の家系。
祭事を司り、個人の斬魄刀をもたず、家長は一本の斬魄刀を継承していく。
それは祭事に使う刃の無い剣で、人を斬る事はできない。
神と対峙し、神の力を受け八方に振りまく力があるとされている、そう、この剣は『神剣・八鏡剣』
たすき掛けした勇ましい姿の七緒が構える剣、これでリジェという神とタイマン開始!で、次号。
尸魂界にミミハギ様のような土着神、民俗信仰があるというのは解りましたが、具体的に神事が行われてもいるのですね。
まあ、霊王という頂点を据えているし、現世と違って所謂あの世ですから、大々的に宗教じみた事はないのかなと思っていたのですが、なるほど、日本古来よりの神道というものがありましたね。
七緒ちゃんの八鏡剣は、雰囲気的に八尺鏡(やたかがみ)かな、片面に4枚鏡が貼ってあるみたいですし。
これで『神』を倒すお膳立てが出来た?次回は七緒ちゃんの大活躍なるか!?楽しみです。
しかし、京楽さんと七緒ちゃんのお母さんのお話、なんというか身内だけどギリギリ感がありますね。
きっと京楽さんは義姉の事が好きだったんでしょうけど、激しい恋心というよりも母に寄せる思慕というものに近かったのではないかなと思います。
というか、報われない率がどんどん高くなるなあ……
七緒ちゃんの気持ちはちゃんと『恋心』とは思います。あ、叔父と姪かあ……あ、これもギリギリ感ありますね。
最後に、キリリとした七緒ちゃんの雄姿!
彼女の斬魄刀はいつも持ってる本、もしくは凶器的にメガネ、と本気で思っていた頃もありました(笑)