ご招待券 恐るべし

今週半ば、来月企画しているチェロ８台のコンサートのお知らせを朝日新聞のコンサート案内「朝日マリオン」に掲載していただきました。(感謝） 掲載条件の１つに読者の方にご招待券をプレゼントするというのがありまして、３組みの方にペアで差し上げますと載せました。

休日をはさんだ翌々日、ポストを空けた私はただビックリ！！目が点！ お正月の年賀状がまた来たかと思うほど、いえ、その倍以上はあったのですが、ゴムで括られてドサッとポストに鎮座していたハガキの数・・・おおよそ400通。 すっご～い！思わず感嘆。　　

しかし、ことはそれでは終わりませんでした。 翌日、ポストにはさらに数の増えたハガキの山が・・・。 もの凄くありがたいことだと思います。　お葉書を頂いた読者の皆様にはご興味を持って頂けてとても感謝しております。 こんなに沢山の方がチェロのコンサートに「行きたい！」と思って下さるなんて。

会場の旧東京音楽学校奏楽堂の座席数は約340名。すでに一日に頂いたハガキの数の方がお席より上回っています。何ということでしょうか！

お葉書には色々コメントを書いて下さっている方、絵を描かれている方、みなさん一生懸命力を入れて書かれているんだと感心致しました。 沢山のお葉書、ありがとうございました！　（まだ締め切りまでに4日もありますが） 明日も同じように来れば約1000名以上の中から3人を選ばなければなりません。ちょっと悲しいものがありますね。

 

でも私がもっと悲しくなってしまったのは・・・

リーマンショック以来人々の懐も心も寂しくなってしまっているのは分かります。　音楽業界もかなり厳しいものがあります。 海外の大アーティストのコンサートだってブロックで席が空いていることもまれではありません。私たちのような小さなコンサートなど広告宣伝費をかけられない分もっと大変です。 ハガキの山を見ていて、こんなに「コンサートに行きたい！」という方がいるのに・・・。 無料って恐ろしい！　これだけご興味ある方が（もちろん懸賞マニアみたいな方も申し込まれているでしょうが、少なくともコンサートが嫌いだったら申し込みませんよね）チケットを購入して頂けたら、『チケット完売！』『満席』の札が下せるのに・・・。

「チェロの音、大好きです」「8人のチェロアンサンブル珍しいから是非行きたいです」・・・ 「だったらチケット買ってよ～」って思わず心の中で叫んでしまいました！(涙） 無料の効果って恐ろしい！

 世の中どんどん物価が下がるデフレスパイラル。こんなに安くて生産者はやっていけるの？と思うほど値段が安くなって主婦には有難い部分もあるのですが、やっぱり社会全体を考えたら、物の対価価格というものはあるだろうにと思ってしまいます。 無料に群がってしまう世の中がとても悲しく思えました。

 

おっとっと、テンション下がってしまいました、いけないいけない！ 3組の方、お待ち下さいねぇ～　チケットお送りいたしま～す！（まだ抽選してませんが）絶対、絶対、ハッピーなお気持になって帰られることお約束致します。楽しみにしていて下さ～い。チェロコンサート 　８チェロコンサートのお知らせはこちら