根本昌明のリハーサルに潜入して

根本昌明氏の「第九」リハーサルに潜入して参りました。

初めてオーケストラのリハーサルにつき合わせて頂きました。いつもは出来上がった演奏しか聴いた事のない私。オケの一番後ろに陣取り、弦の音より管の音が良く聞こえる位置で指揮者の顔を見ながら演奏を聴くのも悪くないものですね。

とても素人とは思えない！　正直な感想です。
「ただの人じゃなかったんだ」

音大を出ていなくても、ここまでやれるのかと、感動でした。
もちろん、楽団員からみたら、プロの指揮者とは違って、やりにくいところも、分かりにくいところもあることでしょう。

でもあの指揮で振られたら、いい加減になんてしていられないかも・・・ですね。
ソリストの方もしっかり声を出して下さっていたし、合唱団はやはり上手だし。

第九、すなわち歓喜の歌。ベートーヴェンが何を伝えたかったのか。

デームスさんもニコニコ顔で帰られました。

皆さんに、あの根本氏の演奏中のお顔をお見せできなくて残念です！

もの凄い気迫です。「皇帝」と「第九」を聴かれたら、たぶんお疲れになることでしょう。
でも、明日の夜、オペラシティーのコンサートホールは歓喜に包まれることでしょう。

どうぞ、ベートーヴェンさん、見守りたまえ！助けたまえ！
会場にいる人たちが全員歓喜に包まれて幸せな気持ちを味わえるように！！