「ツォツィ」

ひさびさに映画。

「ツォツィ」＝不良という意味。
南アフリカのヨハネスブルグのスラムに住むギャングたちの、リーダー格の少年が主人公です。


この少年が、人を殺すこともなんとも思わないようなヒドイ不良少年で。
（自分が手を下すわけじゃないけど）

銃を突きつけたり、暴力を振るったりということでしか自分を表現したり、コミュニケーションが取れないような人間なんですよ。
彼の生い立ちのせいでもあるんだけど、、。


そんな少年が、偶然にも（これも犯罪がらみ）見ず知らずの赤ちゃんを育てなくてはならなくなり、、。というお話。


うーん、、。
映画の演出上必要なこととはいえ、暴力的なシーンがたくさんあって、ちょっと気分が悪くなった。


ホームレスのおじさんとの会話とか、赤ちゃんとの生活で自分の過去を思い出し、彼が人間らしい心を取り戻すっていうところもなんだかあやふやな感じがして、
イマイチ感情移入できなかったです。

ラストの希望が持てるような終わり方とか、この主人公を演じた若い俳優さんの演技はよかったけど。
（最初のもーー本当に悪い顔から、柔和な顔つきへ変わっていく様子とかね。）


しかし、南アフリカってこんなに貧富の差が激しくて、治安も悪い国なの？？
うむー。