シェイクスピアの「マクベス」をヘヴィメタル調にしたミュージカルといえばいいんでしょうか。
上演時間がほぼ4時間って聞いてたので、
この集中力のないわたしが、ずっと集中して観ていられるのかと心配になったり、
会場でもらった劇中の歌詞カードをみて「だ、だいじょうぶなの?シェイクスピアにフィットするの?」って思えるクドカン作詞の歌の数々にびっくりでした。
(だって、歌のタイトルが♪リンスはお湯に溶かして使え♪、、。とかなんですもん。)
幕があいて、あの懐かしいギュイーン!!っていうギターの音が聞こえたとたんにニヤニヤしてしまいました。
懐かしー!
(だからって、その昔ヘヴィメタル好きだったわけではありませんよ。
最近、こういう音ってほとんど耳にしてないからですー。)
前半はほぼ笑いっぱなしで終了。
あの歌詞もおもしろいし、違和感なし。
後半はさすがに少々ダレたかなと思ったけど、、。
いやー、楽しい4時間でした。
シェイクスピアってちょっと難しそうで、今まで敬遠してたけど実はそうじゃないのかなと。
(今回の作品のアレンジがそう思わせたのかもしれないけど。)
1980年代の「メタルマクベス」というヘヴィメタルバンドの人間関係と、近未来のある国の王とその部下のお話が同時進行します。
時代は2206年、将軍ランダムスター(内野聖陽、うっちー♪)の王になるという欲望をを奥さん(松たか子)が後押しして、そそのかして、人殺しまでして手に入れる。
でも、そんな風にして手に入れたものは長続きはしない。
二人とも精神を病んでしまう。
濡れ衣を着せられた王の息子(森山未来)も追ってきている。
で、最後はやはり、、。
強欲なオレ様は滅びる、、ってことなのかな。
最初、ランダムスターを森の中でそそのかす魔女三人。
ミキ○ウス風のトレーナーを着てカレーを作ってるんですが、林さんっていうんですよ、、。
内野さんはほんとにいろんな役をこなす役者さんだ。
凛々しいお侍さんとか、ドラマでのナンパな教授とか、宗方コーチとか。
(わたしはやっぱり時代劇のうっちーが好きだ!)
このランダムスターとマクベス内野ももちろん良かったです。
今回もまた、森山未来くんのダンスシーンをみられました。
つくづく彼は将来有望な俳優さんだな。楽しみだよ。
もう一度みたい!けど、チケットは手に入りそうにもありません、、。