またまた高崎映画祭にて。(本日は有休なのでしたー。)
昨日の続きの筋肉痛で、ヨタヨタしながら行ったかいがありましたよ。
なかなか心にしみた映画でした。
コンスタンチノープル(イスタンブールの旧称だそうで。たしか勉強したはずなのにすっかり忘れてました。)で暮らすギリシャ系の家族のおじいちゃんと孫を中心にすすむお話。
ちょっと「ニューシネマパラダイス」を思い出してしまいました。
実のおじいちゃんと、映画館のおじさんっていう違いはあるけどね。
「ニューシネマ、、。」は言わずと知れた、映画を通しておじさんと少年の心の交流を描いたお話ですが、こちらはスパイスのお店を経営するおじいさんが、スパイスを通じてお料理とか人生に大切なこととか、少年に伝えていきます。
全編にすごーくおいしそうな、ギリシャ料理が出てくるんだけど、、。
それを家族はもちろん、親戚と大人数で大きなテーブルを囲む。みんなふくよかでしたねぇ。
「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」もそうだったけど、ギリシャ系の方々ってすごく血縁が濃いんだなあと思いましたよ。
この映画の背景にはキプロスでの、ギリシャとトルコの紛争(って言っていいのかな?)があります。
わたしは篠田節子さんの小説「インコは戻ってきたか」(←この本も面白い)を読むまで、まったく知りませんでした。
キプロスでの出来事をきっかけに、この家族はトルコを強制退去させられてしまう。で、おじいちゃんはひとりでこの国に残ることに、、、。
なんどもギリシャへ行く約束をするんだけど、おじいちゃんはやってこない。
少年は家出同然に、ひとり汽車にのってコンスタンチノープルへおじいちゃんに会いに行こうとするけど結局失敗。
おじいちゃんはやっぱり、故郷を離れたくなかったのかな。
再会は果たせないまま時間は過ぎてゆき、最後に会えたのは、、。
そうそう、この少年は7歳にして天才シェフっぷりを発揮していました。
スバラシイ~♪