maggieの小さなシアワセ

まったく走っていない日々。次のレースは・・・。

第22回 高崎映画祭

2008-04-07 22:14:38 | 映画
2本立てで観てきました。少々ツカレタ


『プロヴァンスの贈りもの』

リドリー・スコット、ラッセル・クロウの「グラディエイター」(←みてないけど!)コンビの映画です。

ロンドンの金融街で働くマックス(ラッセル・クロウ)に、フランスのプロヴァンスに住むヘンリーおじさんの訃報が届き、
遺産相続(じゃなくて、処分かな)のために訪れたプロヴァンスで・・。というお話です。

今の生活に満足してないどころか、楽しくて仕方ないマックスですから、めんどくさいこと極まりないわけです。

仕方なく訪れた土地だけど、過去のことも思い出したりします。

回想シーンのヘンリーおじさんの言葉が、なかなか良いのですよ。
「勝利には何もない。でも負けは知恵を産む。大事なのは負け続けないことだ」とか。
ホラ、今わたしの応援してるチームがなかなか勝てないですからね、じわ~としみましたわー(笑)


フランス美女との出会いとか、おじさんの隠し子の存在も明らかになったりしますが、最後はめでたしめでたし。

こんなおとぎ話!とケチをつけるなんて、野暮なことはしませんよ(笑)
セザンヌの絵のような美しい景色をご堪能あれ!って感じでしょうか。

こんなステキな土地に住めて、おいしいワインがあって・・、これ以上贅沢なことはないよなぁと思います、ホントに。
たまにはこういう映画も良いのかな。


そうそう。
少年時代のマックス役の子は、「チャーリーとチョコレート工場」のチャーリー(フレディ・ハイモア)でした。
道から外れることなく、まっすぐに育ってと願うばかりです。

あと、このフランス美女、ファニー役のマリオン・コティヤールという女優さんは、「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」の主演もしてるそうで。
映画祭のパンフレットでは、偶然にも(?)となりに写ってますが、まるで別人。
女優さんてすごい!と思いましたわー。




『オール・ザ・キングスメン』

実在したルイジアナ州知事をモデルにした小説を映画化した作品。
ショーン・ペン、ジュード・ロウが主演してます。

ショーン・ペン扮するウイリー・スタークは、もともと公務員だったけど、知事選に(かませ犬的に)立候補をすることになります。

もちろん本人はそんなことを知らなかったんですが、ある日知ることとなり、目覚めてしまうんですね。
やってやるぜ!じゃないけど。

持って生まれた才能なのか、彼のスピーチで庶民のハートをつかみ当選。
でも悪事に手を染めて行く。

もともとは正義感の強いイチ公務員だったのに、人をこんなに変えてしまうほど「権力」って魅力的なものなんでしょうかねぇ。
そこらへんがナゾのままでした。

ジュード・ロウはもともと新聞記者だったけど、スタークに気に入られ側近となるジャック・バーデン役。
スタークと関わり続けたのは、なんでだったんだろう?


ショーン・ペンが上手すぎて怖かったです。
去年の「ミスティック・リバー」もそうだったけど、いい俳優さんだよなぁとしみじみ。

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