高速増殖炉「もんじゅ」の安全性確認は問題がなかった、と言う判決と住民基本台帳のネットが違憲だ、と言う判決が同じ紙面(朝日新聞)にでていたのは何とも興味をそそられました。
液体ナトリウムによる冷却そのものも結構危険だと思いますが、(実際に事故が起きて、どの様な状態だったかは明らかですが)その必然性はどうもよくわからないところです。お詳しい方が読まれたらコメントいただければうれしいです。
でも、ナトリウムは空気に触れたり、水をかけると激しい化学反応を起こすのですから、やはり危険と言えます。「考え方として、危険ではない」ということなのでしょうかね?でも、その考え方のもとで事故は起きました。考え方自身が問題があることにほかならないのでは?とおもいます。
もう一つの住基ネットですが、これは個人情報保護法とのかねあいで、今後もあまりいい裁判結果はでないような気がします。戸籍を管理しているもの(市町村)が、本人に無断で国に情報を漏洩することになるのですから、無理があろうというものです。しかも、戸籍をとるのに1分1秒を争うような場面はどうも考えにくい。国民層背番号制の導入だという方がよほど説得力があります。しかもネットを使うメリットとその構築費用のバランスもよく分からないし、普及率も0.5%に達しない。これでは進めるほうに無理があるとしか思えません。
この2つの判決が対照的なのは「安全基準に抵触するというのは拡大解釈」という考え方と、「将来悪用される可能性が否定できない」という、「事柄が有罪的か、無罪的か」という考え方で真っ向から対立していることです。機械もので言うならば「フェイルセーフ」失敗が起きても安全側にうごく、というやつですね。これはいいことだと思います。悪用を想定するというと罰則に走りがちななかで、法律に枠をかぶせるのですから、画期的といえるでしょう。
対して、最高裁の判決は後進的と言いますか、伝統的と言いますか、現状追認ですね。「封じ込めたものは必ずでてくる」が、エントロピーの大原則だと思うのですが。
液体ナトリウムによる冷却そのものも結構危険だと思いますが、(実際に事故が起きて、どの様な状態だったかは明らかですが)その必然性はどうもよくわからないところです。お詳しい方が読まれたらコメントいただければうれしいです。
でも、ナトリウムは空気に触れたり、水をかけると激しい化学反応を起こすのですから、やはり危険と言えます。「考え方として、危険ではない」ということなのでしょうかね?でも、その考え方のもとで事故は起きました。考え方自身が問題があることにほかならないのでは?とおもいます。
もう一つの住基ネットですが、これは個人情報保護法とのかねあいで、今後もあまりいい裁判結果はでないような気がします。戸籍を管理しているもの(市町村)が、本人に無断で国に情報を漏洩することになるのですから、無理があろうというものです。しかも、戸籍をとるのに1分1秒を争うような場面はどうも考えにくい。国民層背番号制の導入だという方がよほど説得力があります。しかもネットを使うメリットとその構築費用のバランスもよく分からないし、普及率も0.5%に達しない。これでは進めるほうに無理があるとしか思えません。
この2つの判決が対照的なのは「安全基準に抵触するというのは拡大解釈」という考え方と、「将来悪用される可能性が否定できない」という、「事柄が有罪的か、無罪的か」という考え方で真っ向から対立していることです。機械もので言うならば「フェイルセーフ」失敗が起きても安全側にうごく、というやつですね。これはいいことだと思います。悪用を想定するというと罰則に走りがちななかで、法律に枠をかぶせるのですから、画期的といえるでしょう。
対して、最高裁の判決は後進的と言いますか、伝統的と言いますか、現状追認ですね。「封じ込めたものは必ずでてくる」が、エントロピーの大原則だと思うのですが。