マドラウイングレポート

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牧草と硝酸態窒素2

2005-09-24 22:01:18 | 酪農
おいしい牛乳は健康な牛からと言われますが、健康な牛ってどういう牛でしょう?
その目安の一つが体細胞という数値です。

では、体細胞って何でしょうか?
体細胞とは、牛乳に含まれる白血球や脱落細胞のことです。
健康な牛の牛乳の中の体細胞の多くは乳腺組織から剥離した細胞で、一部には白血球などの細胞も含まれます。

でも、乳房炎の病原菌に侵されると白血球が増加します。
白血球は、体内に細菌やウイルスなどの異物が入ると排除する役割を担います。

そのため、牛の体調が悪くなると、乳の中の体細胞数も増えることとなります。
目標は、牛乳1ミリリットル中30万個以下です。
体細胞が、増えると風味が悪くなります。
また、チーズやバターなどの加工製品なら歩留まりが悪くなります。
酪農家にとっても基準を超えた牛乳を出荷するとペナルティが科されます。

だから、牛の体細胞って酪農家にとってはとても大切なバロメーターなのです。
ちなみに帯広川西の酪農家さんがデータを見せてくれました。
2005年からマドラグアノを使い始めたのですが・・・体細胞はずっと30万以下です。
頭ではわかっているつもりでも、実際データを見るとびっくりしました。

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