骨董品収集品の記録

自分の集めたアンティークを載せてます

古伊万里大皿

2024-01-01 23:12:00 | 日記
このお皿は2022年一年弱前に購入しました。前に買ったお皿から履歴をみると約2年半ぶりの購入でした。

収集熱も下火になっていたのですがこのお皿を購入したあとまた盛り上がってしまい数点購入し出したキッカケのお皿です。













口径31.6底径16.3高さ6.2
瓢箪と銀杏の文の皿です。
徳島の大きい家の蔵からでたとの記載ありました。

我が家は大家族でして、盆正月は私が料理を作ったりします。そんな折大きなお皿が欲しいなあと思っておりました。そこでどうせなら古伊万里の大皿でも使ってみたいなと思いネットを久々にのぞきました。
元々大皿はもっていなかったので、少し憧れていたのも手伝ってしっかり割れた傷者ですがほんの数千円でしたので購入に致しました。




ところが補修の仕方が良くなく、部分的に段差があり手を切りそうな状態で使用を断念してしまいました。瞬間接着剤でくっついているお皿に載せて食べるのもなんだか抵抗あり物置に眠らせております。物置でも置き場所に困っていますが笑

補修をやり直したくて瞬間接着剤剥がし液なるものを試しましたが上手くいきません。他に調べたところバーナーで接着剤を焼き切るなんてのも見つけたのですが二次被害が怖くてほっといてます。こんな場合は段差を滑らかにするようパテ埋めするしかないんですかね??

皿の裏には誉の銘があります。これは藍九谷あたりの年代にある銘だと思います。そののちの時代でこういった銘を真似する
ことはあったんでしょうか?
私の当てにならない眼では若干白っぽく濁った釉に淡い時代を感じさせる染付けの青色から江戸中期はあるとおもうのですが、時代に関して諸先輩がたのご意見頂けたら大変ありがたいです。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぽぽさんへ (遅生)
2024-01-02 07:27:40
伊万里素人の私ですが、これはバリバリの藍九谷だと思います。しかも尺皿ですからもう言うこと無しですね。
継ぎの繕いはやりましたが、外す方は経験ありません。確か、グツグツ煮ていた人もいたような・・・漆継ぎに対してでしょう。接着剤についてはわかりません。

皿の周縁模様が気になりました。呉須手によく見られる鬼面ですね。中国陶磁器の影響を受けているのが注目されます。
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Unknown (ぽぽ)
2024-01-02 10:48:29
遅生さんへ
コメントありがとうございます!いやいや遅生さん謙遜し過ぎです笑藍九谷っぽいよなあと思っていたんですが、手持ちの資料の誉と若干違うような気がしてました。でも時代はありそうなんですよね。皿の縁の紋様なんの模様か言い表せなかったので助かりました。確かに鬼面っぽいですね。古染めの影響受けているあたりみると時代ありそうですね。そうなってくると、直しのまずさが勿体なくなってきました笑
とりあえず煮てみようかなと(^^)
それにしても先程動画みたんですけど漆直しってハードル高いですね。手間暇がすごい、、、
やっぱりこのまま物置に封印するか葛藤中です笑
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ぽぽさんへ (Dr.K)
2024-01-02 16:28:24
手元の資料「開館40周年記念・寄贈記念 特別企画展 柴澤コレクション」(佐賀県立九州陶磁文化館 令和2年発行)に依りますと、次のように言えるかと思います。

この銘は、「寿」と「福」を上下に組み合わせた「寿福」の合字から転化したもので、一般には「誉」字銘と言われるものですね。なお、これには、増画したものや減画したものなどがあり、その種類は様々なようですね。
そして、これらは、谷窯や天狗谷窯に例が見られ、1655~1660年代に用いられたとのことで、1670年代頃まで用いられたとのことですね。
従いまして、この大皿は、1655~1670年代頃に作られたものだろうと思います。

その後の時代にもこのような銘を使用した窯があったのかどうかは分りませんが、私は、なかったのだろうと思います。
もし、有るとすれば、それは、ごく最近の写しでしょうから、見れば分かりますよね。

貴重なものですから、物置に入れて、更に破損などしないでくださいね(^_^)
当面は、漂白剤に浸けて、綺麗にしてやってください。
それ以上の補修の方法を私は知りません。じっくりと勉強して、立派な補修をしてやってください(^-^*)
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Unknown (ぽぽ)
2024-01-02 17:36:33
Kさんへ
コメントありがとうございます!
自分でも古そうだなとは思ってたんですけど、自信がありませんでした。こんなに具体的に解説いただけるとは感激です。柴澤コレクション他柴田コレクションの足りない巻あるので取り寄せて勉強します!
なお我が家には目をはなすと危険なちびっこがおりますので、物置の警備を厳重にして保管しようと思います(^^)
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ぽぽさんへ (酒田の人)
2024-01-04 19:48:32
誉銘の大皿は相当珍しいと思います
大先輩のドクターさんのコメント通り、寛文期の品なのは間違いありません。
このあたりの時代は大皿そのものが少ないですし
兜形の器形という点でも希少な品だと思います。
お宝として後世に伝えるべき品ではないでしょうか。
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Unknown (ぽぽ)
2024-01-04 22:02:35
酒田さんへ
コメントありがとうございます(^^)カブト形も珍しいんですね。現金なもので急にいい皿に思えてきました。日曜大工で専用の箱でも作って保存しようかな思ってます。皆さんに褒めて頂けたので本当は飾りたいんですけどね。。。場所の問題が笑
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