骨董品収集品の記録

自分の集めたアンティークを載せてます

古伊万里本

2024-07-22 07:38:00 | 日記
少し前に本を買いました。
五百円スタートでしたがムキになってしまい三千円近くなってしまいました笑
この本が欲しいということは相手の方もきっとコレクターか何か古伊万里に関するものが好きな方だろうと思います。
うれしいような複雑な気持ちですね笑





古い本ですがこの著書の本はいくつか読んでいて独特な方でおもしろいです。
Kさんはお会いしたことがあるとか!?
(^^)
例えば



横の写真ですみません。
古九谷に関してはかなり九谷産の後期ものを疑っていらっしゃるようです。
もともと陶工の家に生まれ作る側の観点から推測されているよです。

このように一言ずつ添えらていてるので
この本は結構良かったです。
五段評価で3.5です。笑
惜しいのは昔の本はカラーが少ないところです。その辺やはり別冊太陽あたりはとても読みやすいです。

なんとなく古九谷に関しても本を集めたり品を手にしたりここ最近触れるようにしてきました。


そんな中思うところがあります。

古九谷の定義の曖昧さです。

私は17世紀の中頃から終わり頃の伊万里の色絵をそれというものと思っておりました。

ただ最近九谷産の江戸後期ものも古九谷って呼ばれているように思います。
ヤフオクなんかでは吉田窯?の再興九谷とうたっているものをみます。うたってくれているのは親切です。
それでも値段的にはいい評価の様でした。

それとは別に時代を謳わず江戸の初期も後期も関係なく古九谷としているものも目にします。






この写真は最近落札されていた古九谷です。同手のものが大阪美術倶楽部の本に載っており17世紀のもとして出品されていました。

本に載っているものと同じというのは分かるのですがそもそもその本の書いてあることが本当なのか。
その本の解釈※古九谷の定義がどうなっているのか良く分かりません。
たくさんのかたが入札していて金額もそれなりだったようです。
きっと良いものなんだろうとは思います。
決してこのもの腐す意図はなく私にはこの品が単純に良く分からないという感想です。
色絵は難しいなあとあらためて思います。

紹介した本の著者も独特ですが自分の信じる道を決めていたようです。
最近は本をたくさん買いました。
本に載っているものでも鵜呑みにせず自分で納得するように判断せねばと思うところです。(^^)






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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぽぽさんへ (遅生)
2024-07-22 08:02:28
どんどん本が増えますね。
大型本は存在感があります。でも、場所をとりますね。それに、ページをめくるのも大変(^^;
古九谷の定義は難しいですね。
昔の本に出ている名品なら文句なしですが、そんな物が流通するはずもなく、今は、品物を増やすために、境界をぼやけさせて、どんどん古九谷が広がってきていますね。
吉田屋なんか、本当に少ないです。本物なら、古九谷の名品とドッコイドッコイの値になると思います。滅多に本物は無いのですから、「吉田屋様式」も恐れ多いです。吉田屋風〇〇と記すべきだと思います。
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Unknown (ぽぽ)
2024-07-22 13:29:38
遅生さんへ
そうなんです!本の置き場も大変で妻に注意を受けています。
吉田屋ですね!屋を忘れていました。
吉田屋も人気なんですね。私はなんとなく伊万里じゃないよなあと線を引いてしまっています。。

陶器だと信楽も備前も唐津もなんでも等しく素晴らしいと感じるんですが何故か九谷か伊万里にはこだわりをもってしまっています。(^^;
吉田屋風の表記だと大変ありがたいですね笑
何となく自分なりに調べたり触れたりして古九谷に魅了されのが分かるような気がしてきました。
私には少し難しいですけども(^^)
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ぽぽさんへ (Dr.K)
2024-07-22 15:34:12
買った豪華本も読み込み出したのですね(^_^)

ぽぽさんが書かれていますように、私は、一度、今泉元祐さんのお宅に伺い、本人に会って骨董談義をしたことがあります(^_^)
それは、今泉元祐さんの三部作を読んで感動し、是非お会いしてお話を聞きたかったからです(^_^)

当時、古九谷は座学を中心に論じられていましたから、徹底的に難しく、素人を寄せ付けないようなところがあったように思います。ある意味、その当時は、古九谷は易しかったかもしれませんね。批判などせず、そのままを、ただひたすら信ずればよかったわけですから(笑)。
その点、当時、古九谷に疑問点をいろいろと指摘した本だったかと思います。

その後、考古学の発掘の手法を取り入れた研究が進み、今に至っているわけですね。

現在では、座学が中心だった研究と発掘を中心とした新たな研究がよく整理されないまま同居しているため、混乱しているのではないかと思います。
それでも、昔に比べれば、古九谷も随分と分かり易くなったように思います(^_^)
手も足も出ず、ただひたすら信ずるほかない状態から、どの辺に問題があるのかが分るようになりましたから、、、。
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Unknown (ぽぽ)
2024-07-22 17:48:33
Kさんへ
いやーお気持ち分かります。
今泉さんのの本は個性的ですが熱量を感じ面白いです。それにしても会いにKさんの熱意もただ事ではないですね!!(^^)
当時の伊万里を取り巻く世界は権威主義みたいなところがあったようですね!
偉い人に逆らえない風潮みたいな笑
それに抗って自分の信じる道突き進むのが痛快です。
古九谷に関しての本は
私の本の読み方が悪いところもあり新しい本やら古い本やらごちゃごちゃに読むので整理できていないところはあります。
しかしながら古九谷を加賀産を信じてやまない人もいれば、再興九谷もごちゃまぜにしていたりと現実に未だスッキリしないこところはあるように思います。
最初は発掘したんだから伊万里で確定と思っていたんですが。。。

手も足も出ない信じるしかない時代から比べると私程度のものでもあれこれ考えられるようになったと考えればこの曖昧さもあっても良いものなのかもしれませんね!(^^)
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ぽぽさんへ (酒田の人)
2024-07-23 22:58:35
豪華本って買うだけで満足してしまうんですよね~
そんなこともあって、意外にちゃんと読まないワタシです。
それはともかく、骨董の世界ではジャンル分け曖昧な部分があるのは確かですよね
古九谷に関しては悪意のない写し(江戸後期の)が存在しますし
それとは別に某国出来の品もあるようです。
結局のところ、本歌で図録物の古九谷がそこらに転がっているはずはなく
ましてや1000円スタートのヤフオクなど・・・
という猜疑心に満ちた結論に至るのは悲しい事実です。
でも骨董好きは掘出し物が欲しいんですよね~・・・。
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Unknown (ぽぽ)
2024-07-23 23:16:18
酒田さんへ
私も結局は別冊太陽みたいな本読んでしまいます笑
写真と説明のバランスが非常に見やすいです。
色んな本を買いましたが結論新しい本が良いとなりました笑
何より最新情報ですから。
古九谷は難しいですね。
認識の違いもあれば、贋作もあり
これぞというものはなかなかヤフオクにはでてきませんしね。。。
でも掘り出しものないかなあと探ししまい
ます。笑
変なフィルターをかけて見て悲しい結末になるのが目に浮かびます。
そういう意味でも藍九谷はなんとか見分けられそうな気がしてそちらにアンテナが向いてしまっています。。。
因みに初期も怖いです笑
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