NEETな日常

<Not in Education,Employment or Training>

似たもの同士

2005-02-25 19:03:08 | 雑記
ニッポン放送株を巡るライブドアとフジテレビの抗争が激化しています。
ライブドアが時間外取引で一気に株の買い占めを行えば、フジテレビとニッポン放送は新株予約権なるものを持ち出して、ライブドアの株式取得率を力技で封じ込めようとしています。
はじめはフジテレビ会長や一部政治家や資本家連中が、ライブドアのやり方を、法律的には問題ないが「反道徳的」として非難していました。「金さえあれば何でもできるなどという考え方はおかしい」というような言葉が、政治家や資本家の口から語られていましたが、苦笑してしまいました。あなたたちには言われたくない、と思った方も多いのではないでしょうか。

そして、数日前にはフジテレビ会長とニッポン放送社長が仲良く並んで記者会見を開き、既発行の株数を大幅にうわまわる株を発行し、そのすべてをフジテレビに売る、と宣言しました。
これもまた乱暴な話で、フジテレビ以外の株主の意向は完全無視。市場をないがしろにする行為と言わざるをえないでしょう。

結局、ライブドアもフジテレビも金の亡者に違いはなく、市場経済などくそ食らえ。金さえあれば何でもできるのだということを証明するためにしのぎを削っているということでしょう。
どちらが買っても負けても、ニッポン放送やライブドアの株を持っていない一般市民にはあまり関わりのないことでしょう。

ただ、ライブドアの堀江社長が示すインターネットとメディアの未来像は、幼稚なだけに危険なものを含んでいるような気がしますので、少し注目してみるつもりです。