NEETな日常

<Not in Education,Employment or Training>

地震後の中越でまた悲劇が

2005-01-28 03:18:12 | 時事寸評
小千谷市の旅館の風呂場で雪の重みによって屋根が崩壊し、入浴中の男性二人が亡くなりました。
この旅館は「半壊」の指定を受けながら、地震後すぐに営業を再開し、今月3日までは無料で風呂場を開放していたそうです。地震の影響で自宅に帰ることのできない地元の方々にとって、ゆっくり風呂に入れることが、どれほど心の支えになったことでしょうか。
旅館自体も地震の影響を受けている中で、せめてお風呂だけでもという親切が仇になる形になってしまいましたが、これはすべて政府の無為無策が引き起こした悲劇と言うことができるでしょう。

北海道にいるわたしの友人に聞いたのですが、新潟の雪は北海道や太平洋側の雪とは違い、重雪とよばれる重い雪なのだそうです。ですから、北海道や東北から雪下ろしのボランティアに来てもらっても、雪質が違うので、大分苦労をするという話でした。ましてや雪下ろしの経験の無い地方から雪下ろしボランティアに来てもらっても、役に立たないどころか、逆に邪魔になってしまうこともあるそうです。
新潟で初雪が降ってから、雪下ろし中の事故で怪我をしたり、亡くなった方々や、雪の重みで倒壊した家屋などの報道がありましたが、それにもかかわらず政府が被災地の雪対策を怠り、なんの手立ても講じてこなかったことが、今回の悲劇をもたらしたのだと言えます。

北海道に駐屯する自衛隊は、毎年、札幌雪祭りで活躍する、いわば雪のエキスパートです。いかに新潟の雪と北海道の雪は質が違うとはいえ、自衛隊が雪下ろし部隊を派遣していれば、被災地での雪害もこれほどひどくはならなかったのではないでしょうか。しかし、北海道駐留部隊はまったくかっての違う砂漠の国で1ℓ千円を超える水を無駄に消費しているばかりです。これは金の無駄であるばかりではなく、人材の無駄です。
また、半壊や危険の指定を受けた家屋に対しては、ただちに応急処置を施して、崩壊の危険を少しでも減らすことが肝要だと思うのですが、そうした費用をすべて被災者の方々に負担させるのはいかがでしょうか。現在仮設住宅に入所している被災者の方々には、復興支援金は支払われないという話も聞きます。なぜそういうことになるのか。

スマトラ島の津波被害にあった地域から帰国した医療チームが、長期的な支援が必要だ、と言う話をしていました。まったくその通りだと思います。しかしそれは中越地震についてもいえることなのです。そして、そうした支援は善意だけではどうしても限界があります。そうした場合に、政府主導での復興支援が必要なのです。政策要路にある方々には、もっと国民の生活に目を向けるようにしてほしいです。

The Battle Watcher ANNEX 閉鎖

2005-01-18 01:00:55 | ネット
新人@旅行中、だったのですが、事情がありまして一時帰ってきております。
また近日中に出直す予定ではありますが。

それはともかく、久しぶりにネットをうろうろしていたら、バトルウオッチャーの哭きの竜さんのサイトが閉鎖されているのを発見しました。
私がネットに接続できるようになった頃から注目していたサイトでしたが、ここ一、二年は更新も滞りがちで、ご本人もやる気が出ないとおっしゃっていました。
それでもまたいつの日か時間が取れるようになれば復活するに違いないと信じていたのですが、1月16日を持って完全閉鎖。ログもすべて消去されてしまったようです。
過去ログによれば、哭きの竜さんは「バトルウオッチという文学をつくってやる」と本気で考え、サイトを運営していたそうです。
そしてその目論見は、100%とは言わないまでも、大分成功していたと思います。
ネットの中で起こるさまざまな争いを観察して報告する。それはネットの記録文学としての価値を持つものだったといえるでしょう。
そして、それはまたネット社会の発展の軌跡でもあります。
現在ほどネットが普及していなかった頃から、ネット上で起こるさまざまな事件を観察し、記録していった功績は計り知れないでしょう。
また、それはただの記録ではなく、ひとつの物語として語られていました。
事件の起こった原因、経過を手際よく料理し、ひとつの文学として完成させる哭きの竜さんの手腕には、いつも魅せられていました。

今では個人サイトの数も、数年前とは比べ物にならないほど増えました。
しかしその多くわたしの「NEETな日常」もそうですが、決して読んでいて面白い、楽しめるものではありません。
そんな中で、読みごたえのあるサイトが次々と閉鎖されていくのは、悲しいことだと思います。
「質」が「量」に圧倒されてしまっている。
現代社会の縮図を見ているようだ、と言ったら言い過ぎでしょうか。

あけましておめでとうございます

2005-01-08 22:49:16 | 雑記
新年の挨拶にしては遅すぎる気もしますが、今年初めてのエントリですので、一応ご挨拶を。
ただいま旅に出ております。
世間の皆様方はすでに正月休みも終わって忙しく働いておられることだろうと思いますが、新人はNEETなので一年中休みです。
そんなわけで年末から旅に出ています。目的地も決めてませんし、いつ戻るかも未定です。
ただ、旅に出て思ったのは、旅も日常の連続に過ぎないということです。
なにも特別なことをするわけでもなし、決められたなにかをしなければならないわけでもありません。
家に居てもぶらぶらしてるやつは旅に出てもぶらぶらしているだけですし、いつもしっかりと計画を立てて行動している人は、旅に出ても立派な旅行計画を持っています。
計画といえば、昔から「一年の計は元旦にあり」、と申しますが、皆様は何か新年の計画を立てたでしょうか。
わたしは、旅の空の下でゆっくり考えるつもりです。
2005年が皆様にとって良い年でありますように。