#221 ビッグ・ジョー・ターナー「The Night Time Is the Right Time」(Jewel Spotlights The Blues, Vol.1/Jewel Records)
ブルース・シャウター、ビッグ・ジョー・ターナー。2009年1月以来、ひさしぶりの登場である。
ナッピー・ブラウンにより戦後ヒットした「The Night Time Is the Right Time」のカバー。もともとはトラディショナルだったが、ルーズヴェルト・サイクスによって37年に初めてレコーディングされ、その後、サイクスやビッグ・ビル・ブルーンジーによって歌詞が改められていった。これにコール&レスポンスのゴスペル風味付けをして、個性を打ち出したのが、ブラウンだった。
ブラウン版は57年に録音されたのだが、この曲の強い魅力にいちはやく目をつけたのが、レイ・チャールズ。さっそく翌年にはカバーして、ご本家を上回るヒットを打ち立ててしまった。以来、ルーファス&カーラ・トーマス、ジェイムズ・ブラウン、アニマルズ、ルル、ティナ・ターナー、CCR、ローリング・ストーンズといったさまざまなアーティストによって歌われ、ポップ・スタンダードとなっている。
そんな名曲をベテラン、ビッグ・ジョー・ターナーは60年代にジュエル・レコードで録音している。
迫力満点のブラス・セクションの演奏を向こうに回し、おなじみのハリのある歌声を聴かせてくれるのだが、当時ターナーは50代なかばあたり。
すでにジャンプ・ブルース、ロックンロールのヒット・メーカーとして確たる地位を築いていたターナーが、初心にかえって若者のようにブルース&ゴスペルを熱く歌う。これが実にカッコええ。
その並々ならぬ気合いに圧倒される一曲。音の奔流にまみれてくれ。
ブルース・シャウター、ビッグ・ジョー・ターナー。2009年1月以来、ひさしぶりの登場である。
ナッピー・ブラウンにより戦後ヒットした「The Night Time Is the Right Time」のカバー。もともとはトラディショナルだったが、ルーズヴェルト・サイクスによって37年に初めてレコーディングされ、その後、サイクスやビッグ・ビル・ブルーンジーによって歌詞が改められていった。これにコール&レスポンスのゴスペル風味付けをして、個性を打ち出したのが、ブラウンだった。
ブラウン版は57年に録音されたのだが、この曲の強い魅力にいちはやく目をつけたのが、レイ・チャールズ。さっそく翌年にはカバーして、ご本家を上回るヒットを打ち立ててしまった。以来、ルーファス&カーラ・トーマス、ジェイムズ・ブラウン、アニマルズ、ルル、ティナ・ターナー、CCR、ローリング・ストーンズといったさまざまなアーティストによって歌われ、ポップ・スタンダードとなっている。
そんな名曲をベテラン、ビッグ・ジョー・ターナーは60年代にジュエル・レコードで録音している。
迫力満点のブラス・セクションの演奏を向こうに回し、おなじみのハリのある歌声を聴かせてくれるのだが、当時ターナーは50代なかばあたり。
すでにジャンプ・ブルース、ロックンロールのヒット・メーカーとして確たる地位を築いていたターナーが、初心にかえって若者のようにブルース&ゴスペルを熱く歌う。これが実にカッコええ。
その並々ならぬ気合いに圧倒される一曲。音の奔流にまみれてくれ。
音曲日誌「一日一曲」#1~#100 pdf版もダウンロード出来ます