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"Life is either a daring adventure or nothing at all"

超教派パエリアの会

2010年03月30日 11時24分11秒 | カトリック
日曜日、夕方からカトリック神戸中央教会に行ってきた。

インターネットで片柳神父さまが「超教派青年の集まり・パエリアの会」に呼びかけておられたので、「なにをもって青年というのかな?は青年かな」と思いながらも、当日は午前中の教会が忙しかったので「行きたいけれど、体力が持つか分からない」と書き込んだら、JR三宮の駅までお迎えに来てくださる方を配慮してくださった。

三宮はポートライナーに乗って病院に行く時や、voiceの公演で異人館に行くときに何度か行ったので、とんでもない坂だということは分かっていたし、その坂を自力で登れば教会に着いた頃には、集まりどころじゃないなと思っていたので、本当に有難かった。

まず小聖堂でテゼの祈り。
テゼは初めてだったけれど、ろうそくの灯りがすごく良い雰囲気を出していて良かった。
その時点で40人くらい人が集まっていて、関西にこんなに若いクリスチャンがいるのかとびっくり

続いて懇親会が別の棟であって、その部屋には壁伝いに椅子が並べてあって、座ったあと、教会ごとに自己紹介。は一人で参加したので私だけだけの紹介。
部屋の真ん中には4かたまりほどテーブルがセットされていたので、はなるべく車椅子が邪魔にならない位置にいたら、輪になっている椅子をどけて、を車椅子ごと入れてくれた。感動
いつもなら一人飛び出すか、端っこに行くか、椅子に移らなくてはいけないのに!よく気がつく人だなあ!

みんな普通のその辺にいるような人で、ニュージーにいたような「ふつうの若者でたまたまクリスチャン」な、気負っていない人がほとんどで本当にすごしやすかった。
各宗派の司祭や牧師も若くって、きっと世代か、もっと若い。ジーンズはいてた司祭もいたしね

この教会は震災の後に立て直された教会のようで、建物もバリアフリー。
外国の方も多いようで、いろんな外国語で書かれた掲示板やご意見箱などいろんな違いがあった。
そしてその日は、まるでニュージーランドにもどったような「心がバリアフリー」な時間が持てた

懇親会の部屋に入ろうとしたら、両面開きで、がんばれば通ることはできたけれど、もうひとつのドアを開けてくれた人。
カモイみたいなちょっとした段差があって、近くにいた人が廊下に出て私の後ろに回って越えてくれた。
パエリアは立食パーティ。本当に狭くて通れなかった時以外は「すみません」って言わなくても、人々がぱっぱっと道を開けてくれた。
通り道の椅子も机もどけてくれた人もたくさん。

食事が始まった時はは椅子に例のクッションを取り付けていて出遅れたのに、どこからともなくパエリアの入ったお皿とスープ、スプーンを持ってきてくれた方
しかもその方はに手渡してくれて
「あ、でも両手に渡されても困ってしまうだけですよね~、机持ってきます」って机
動かしてくれた。
紙コップにもさまざまなドリンクを持った人が、に飲み物はあるか聞いてくれた。

トイレに行く時は、男の子がまたドアを両方開けて、ドアを押さえて連れて行ってくれた。
トイレからの帰りは、また近くにいた人がドアを開けてくれた。

部屋に入ったらめっちゃ背の高い(2m近いんじゃないかな)男の子がに気がつかずしゃべってて、に気がついた他の男の子たちに大阪人のノリで「気づけよ」と突っ込まれ、ではなく、彼が「すみません」と

ここまでテゼの祈りから数えて2時間以上、一度も「すみません」と言わなくても物事が進んで、しかも一度私がすみませんと言われる立場になってしまい、本当に気持ちよく、心から「ありがとう」を言うことができた。

なんにも気負う事なく、頭も下げず、誰も私の障害の話題はせず(これは驚異的。たいてい初対面の人は、話題につまると聞いてくる)本当に一人のというクリスチャンとして楽しめた。会の間、自分が車椅子であるという事実をすっかり忘れていたくらい。

長い間座っていたので、車椅子に座ったり、机を支えに立ったり、椅子に取り付けたクッションに収まったりしていたけれど、車椅子に座ってブレーキを解除した途端に周りの人々は道を明けてくれるし、クッションに座ると車輪がなく動けないので(当たり前)「しばらく一人ぼっちかな」と思っていたら、いろんなところから話しかけに来てくれたり、机にはキャスターが付いていて、がつかまって立つと、さりげなく何人かがテーブルの下のキャスターブレーキを確認してくれたり

しかしなんでここに集った人々は、こんなにもよく気が利くんだろう???
お話したほかの「先生」(牧師さん?)は
「きっと最初にテゼで沈黙で祈ったからですよ」
とおっしゃていたけれど・・・

昨日の様子が片柳神父様のブログにのっています。(こちら

も後姿だけのっています

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
元青年ですが (まりりん!)
2010-03-30 21:55:58
わたしも行ってみたい。
(腕相撲はしたくないケド・・・)
是非! (ぺんぎん)
2010-03-30 22:16:28
まりりん!さん、こんばんは。

代母さんに『まりりん!さんは来てた?』と尋ねられましたよ。テゼ、慣れると素晴らしいですね。

青年の集いでしたが、聖公会の先生が「この会は回を重ねるごとに、青年の年齢層が広がっていくんです」と笑っておられました。気持ちが青年なら青年みたいです。

次はメニューは変わりますが良かったら行きましょう。腕相撲は男の子だけ、女の子は指のゲームでしたよ。ちなみに私は大阪から一人で参加したので指のゲームも笑って眺めていました。

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