へきのROOM

旅行している時のみ、基本的に更新です。行き先は、香港・マカオ・大陸・韓国がメインです。

中国初の自国のクルーズ船運航

2012-11-30 00:14:20 | 中国大陸
世界において、工場としての中国大陸の地位は、物価上昇や人件費上昇等で下がっていくと思いますが、マーケットとしてはまだまだ魅力的です。もちろんチャイナリスクを考えることは当然ですが、、

今まで、大陸のクルーズ市場は外資がほぼ独占していました。っていうか、外資がクルーズ旅行という概念を大陸に持ち込んだという方が正しいかな。

そんな中、中国大陸初のクルーズ会社が誕生し、来年の1月26日から就航開始の予定です。

海南島の三亜を母港として、ベトナムハロン湾の定点クルーズがメイン。天津を母港としての韓国クルーズも予定されています。
肝心のクルーズ船のスペックですが、

総トン数 47456トン 全長223.36メートル 型幅28メートル
喫水 7.63メートル 乗客数 1965人 乗組員 700人
デッキ 12階 航海速力 21ノット 全客室 739部屋 乗組員部屋 391部屋
スイート 9 アウトサイド 432 インサイド 298

って感じです。中国の造船所で作ったというニュースは聞いたことがないので、どっかの中古船を持ってきたのだろうな、、、、

餅は餅屋という事で、ご専門の金丸知好さんに聞いたみた。さすが、即答。ありがとうございます。

前のP&Oのパシフィック・サン、その前はカーニバルのジュビリー という名前で呼ばれていたクルーズ船です。wikiに歴史は詳しく載っています。しかし、WIKIの最後はスタークルーズに売却となってますね、、どういう経路で今に至るのか、、、

気になるのは船籍ですね。自国にするのか、パナマにするのか、国内のクルーズ産業を発展させるって書いてるから、五星紅旗をなびかせるんだろうな。スタッフの半分は中国語を話しますともあるから、外国人乗組員もいるんだろうけど、
まぁ、北京政府が口出しする領土範囲は、清代前期の状態ですからね、、、

何はともあれ、スタークルーズと違って、世界から乗客を呼ぼう という考えは、さらさらありません。邦船各社のように、自国民だけ相手にしてればいいや という営業方針です。説明をよく読むと、ターゲットは外国船(コスタやRCI)に乗船する客より年収は下の層、ドレスコードは無し、中国人の舌にあった料理(中華料理が特にメインでお粥もある)・中国人の習慣にあったサービスや装飾を提供 との事。船内の雰囲気、乗船前から想像出来ますね 中国ー韓国を結んでいる国際フェリーを想像してもらえれば、わかりやすいでしょう。

デッキプランも載ってますが大幅に改造されているでしょう。マージャン部屋増やさないと駄目だし、図書館いらないし、
気になるのは、船籍とも絡むがカジノをどうしているか、、

中国の場合、一般的なこういう記事なら、いくらで買ったとか、改修にいくら払ったとか具体的な数字が普通は出てくるんだけどなぁ、、

日本人でこのクルーズ船に乗ろうって方は、、、、いるのかなぁ?? 
興味ある方は、一応公式HPを、ニュース記事はこちらそちらあちらをどうぞ。当然ながら、中国語のみです。そのうち、CTRIPでも発売されるでしょう。

改造前の船の動画が、これ。現在の動画は見つけ次第UPします。