へきのROOM

旅行している時のみ、基本的に更新です。行き先は、香港・マカオ・大陸・韓国がメインです。

クルーズ代理店契約

2012-11-22 02:17:44 | その他
外国のクルーズ会社で日本法人を持っているところは少ない。多くはホールセラーと代理店契約を結んでいる。
その辺の販売方法は、過去のブログを見てね。

コスタクルーズを例にとると、OTAはGSA契約 CPはPSA契約だ。
図を見てもらえればわかるが、規模に関係なく、総代理店であるOTAから仕入れれば、どんな旅行会社でもコスタクルーズの商品を取り扱いする事が出来る。

対して、CPが結んでいるのは、優先的販売代理店。販売なので、字のごとく自社で販売するのです。スーパーで例えれば、卸市場を通さず産地から直接仕入れ って奴です。商店街の八百屋さんは、スーパーから野菜を仕入れたりはしませんよね。

例えわかりますか? CPは買った以上は自社の店頭・ネットでしか販売出来ないって事です。

それを理解した上で、今回のコスタビクトリア日本発着クルーズ。チャーターという形式を取ることによって、ウルトラCの販売方法をする事が出来た。それが、これ。 わかります? 見ているのはCPのHPでもHISのHPでも無いんですよ。ベストワンクルーズという他の旅行会社のHPです。

上に書きましたとおり、GSAと違ってPSAは自社でしか販売してはいけない。他旅行会社に卸す事はご法度です。では、何故今回それが出来ているか。ベストワンクルーズの下の方をみて下さい。

旅行企画実施 株式会社クルーズプラネット
受託販売    株式会社ベストワンドットコム


との表記があります。受託販売することで、CP・HIS以外のカウンターでも販売出来るようにしたのです。
では、受託販売とはなんぞやですが、例えれば、自分が忙しくてスーパーにリンゴを買いに行く時間がない。で、友人に頼んでスーパーに行ってりんご10個買って来てもらう。お駄賃として、1個あげる。  って感じです。

えっ よけいわかりにくいって、、、友人はパシリに使われただけで、仮にそのりんごが腐っていたとしても全く責任はありません。悪いのは腐ったリンゴを販売していたスーパーです。

って事で話は戻りますが、そういう訳で、 (どういう訳?) ベストワンはCPからキャビンを仕入れた訳ではありませんし、クルーズ中に事故があっても全く責任はありません。代わりに販売しているだけで、全ての責任は旅行企画実施であるCPが取ります。


このあたりの説明難しいんですよね、、、旅行代理店って事は結局全て代理やん ってことになりかねないし、、そのへんの事、興味ある方は、旅行業務取扱管理者試験のテキストを見てみてね。それが1番わかりやすく説明されています。

これがチャーターじゃなかったら、ベストワンは普通にOTAからキャビンを仕入れて販売すればいいだけです。今回は、それが出来ないので、こういう形式を取っているのです。

第3種の旅行会社が募集ものをやりたい時にも使われる方法ですね。中には名義貸しの要素もありますが、、、