カッパンダ

押上の駅を出てから、１０分ほど歩く
墨田の町並みは、東京とは思えなく、
なんだか懐かしく、また高知に帰ってきたような
錯覚に陥ってしまった。

古い木造のアパートを改装した
スパイス・カフェに、かっぱとそのともだちは
しっくりと馴染んでいて
もうここが棲家だと約束されていたかのようだった。

土佐つむぎと江戸時代の縮緬の河童たち
rikoさん渾身のショートモヘアの河童たち
アンティークのキューピーを抱いていたり
（キュウリじゃなくね）
耳毛が生えていたりとクスッと笑いを誘う。

多才なrikoさんは、
銅版画も習っていて
見事な銅版画も展示販売されていた。

ともだちの河童も
３センチのモールでできたものから
ユニークな男性アーティストの
ひょろひょろとした河童
リアルな球体人形の河童
河童の顔のガラスのコップ
陶器のかっぱのお皿など
rikoさんの交友関係の広さがうかがえた。

ランチタイムの野菜カレー
（サラダ、デザート、コーヒーつき）
いつも家で作る、市販のルーとは違って
サラサラしていてスパイシーで、
とても美味しかった。

庭の草花も夏の暑さを忘れさせるくらい
気持ちの良いものだった。

今度は、日曜日の夜、河童の朗読会
カレーディナーに行くので
楽しみにしている。