日経新聞の一面を今朝見てびっくりしました。
「AIにあらがう将棋棋士」
なんだろうとじっくり読んでみると
「将棋トップ棋士の間で、人工知能(AI)が不利と評価する戦法
「振り飛車」が見直されている。近年、積極的に採用する棋士が現れ、
藤井聡太七冠とのタイトル戦でも指される局数が増えた。
AI全盛の世で、人間の創造力を探る好例といえそうだ。・・・
「居飛車同士の戦型はある程度演繹(えんえき)的な推論が成り立ち、
セオリー(定跡)ができていく。推論は緊密なので感覚を挟む余地がない」
と佐藤九段。
AIが示す有利な戦い方を暗記し、再現できるかが勝敗に直結する。
佐藤九段は「AI研究は若さ、時間との親和性が高い」とも指摘。
体力と時間を要する研究勝負は若手に有利な面がある。
他方、振り飛車を指すようになったトップ棋士は30代半ばが目立つ。
つまりAIによる学習でかなり定跡がかたまりつつある。
従って記憶力など、AI定跡を学習すれば勝てるように
なっている。
藤井さんがAIを代表する棋士ですね。
これに対応するためには、まだ定跡が確定していない、
振り飛車戦法が有効だということなんでしょう。
しかし、いずれ振り飛車戦法もAI学習が進めば同じこと。
しばらくの生き延びる時間かせぎにしかなりませんね。
AIの実力を見せつける時代になってきました。
そのうちにAIが直感を自分の力に加えることが
起きてくるかもしれません。
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