新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出されて7日で半年です。
弁護士や大学教授などで作る民間のグループが、政治家や官僚、
専門家80人余りにヒアリングを行い、第1波の対応を検証した
報告書をまとめました。
報告書は、感染を徹底して押さえ込みたい専門家と経済的な
ダメージを懸念する政府との間ですれ違いや緊張感があったと指摘し、
政府が一連の経緯を検証するよう提言しています。
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コロナ第1波対応を検証 民間の調査会が報告書
詳細はこの記事を読んでいただくと興味深い。
それにしても、コロナ禍でいろんな出来事が起こり、まだまだ先が
見通せませんが、緊急事態宣言が出されて、
もう半年も経過したんですね。
そこで民間の機関がこの間の経緯及び対応を当事者にヒヤリングして
報告書としてまとめたそうです。その中で提言されているのは6項目。
▽政府による専門家との関係の検証の実施
▽第1波では患者の発生届は手書きでFAXで送る体制だったため、
リアルタイムでの感染状況の把握が困難だったなどとして、
政府のデジタル化の推進を求める。
▽経済の下支えのための財政措置は、一律での資金の給付ではなく、
将来の成長につながるデジタル化や脱炭素化に関連することを
条件にするよう提言しています。
▽パンデミックなどに備える予算は、各省庁の予算とは別枠で確保すること、
▽保健所などが人員不足に直面したことを受けて、大学の研究者や医師、
看護師のOBなどに対応を依頼できる「予備役制度」を創設することが必要。
▽日本が行った強制力のない自粛要請や休業要請などの対応が、
今後もうまくいく保証はないとして、罰則と経済的な補償をセット
とした法改正を提言。
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そうだよね、納得という項目が多いですね。
それにしてもその時点でおかしいなと思ったことはやっぱりだという
礼が紹介されています。
◎安倍首相による一斉休校 ⇒ 混乱をもたらした。
◎3月ヨーロッパへの水際対策 ⇒ もう少し早く
これらも指摘されています。
政府がどうも専門家の意見をいいとこどりで聞いたり、
国民への説明が不十分だったり、場当たり的な対応、混乱が
透けて見えてきます。
こんな危機管理の場合は、専門家の専従者をトップに据えて
その人の判断に全てを任せる、もちろん政治的な判断が
あってもいいが、それであれば何故そういう判断をしたのか
説明が必要だし、論理的、科学的に説明する必要が
ありましたね。
組織も判断も大混乱を起こしたというのが私の感想です。
それと総理の体調の悪さもひとつの混乱の要因の
ような気がしますね。
日本人?てこんな危機対応が本当に得意じゃない。