閑(ひま)じぃのブログ by 閑斎

趣味の紙紐細工創りとその時々の歌、旅の紹介です。遠方には行かなくなりましたが、近くで楽しい仲間との歌を楽しみます。

吉原(左富士)

2018-05-31 10:27:04 | 歌川広重 東海道五十...
京から数えて41宿目、吉原宿です。二つ目の富士山の登場です。
 
江戸時代初期の吉原は田子の浦に面していましたが、津波対策で内陸よりの
新吉原に移転したそうです。
かっての元吉原はJR東海道本線の吉原駅近くで、新吉原はそこから北西の
岳南鉄道吉原本町駅付近になります。
東海道を下る旅人には、ずっと右手に見えていた富士が、街道の大きな湾曲に
よって左側に見えてくるのでこの名があります。
絵は東海道のジグザグの松並木を行く3人の子供を乗せた一頭の馬を描いて
います。真ん中の子供は左に見える富士を見上げているようです。
この乗馬は、三面六臂(頭が三つで腕が六本)の仏像の形に例えて「三宝荒神」
という乗り方だそうです。
角度を変えてアップしました。
 
原画はこちらです。

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3 コメント

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Unknown (閑斎)
2018-05-31 10:37:08
左富士と言えば、我が街にも左富士商店街というのがありますね。
茅ヶ崎では、北を向いて歩けば富士山が左側に見えています。
今までやせ馬しか造れなかったのですが、やや太目にでき、少し満足しています。
子供を乗せた台の形が絵からは判らないのですが、適当に創りました。
見えない箇所は全て想像にまかせて楽しんでもいます。
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Unknown (ゆきママ)
2018-06-01 21:27:15
東海道ではこの吉原とわが町南湖が左富士の名所のようですね。こちらに引っ越してきたばかりの頃は、よく来客を鳥井戸橋に案内したものです。皆の不思議がる顔を見るのが面白かったです。
お馬さん、子供とはいえ3人も乗せているのですから、やせ馬ではかわいそうですね。三宝荒神というのですね。またひとつ賢く?なりました。
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Unknown (閑斎)
2018-06-02 07:12:14
吉原は、ゆきママさんのご縁のある土地なんでしょうか。柳島海岸でもそうですが、馬入川の付近で急に富士案が大きく現れますね。突然の出現にみなさま驚いたkとでしょう。
昔、実家に「三宝」さんという神棚があったのを思い出していますが、詳しくは知らず、家内安全の祈願かなと思っています。
後で調べようかと思います。
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