長崎紀行 イギリス

　一度しめた長崎紀行ですが、食したおいしいものについていくつかご紹介したいと思います。

　島原で初めて口にしたイギリス。皆さんどんな食べ物かご存じですか？
　親戚の家で並んだ御馳走の中にある茶色い塊に、最初は手が出せませんでした。
「いったいあれはなんだろう？？」と思っていると、
「イギリス、どうぞ。」と勧められた。
「え？何？？」
　何度も聞き返しちゃいました。

　イギリスとはてんぐさに似た海藻で、それを煮溶かして、人参やきくらげ、しいたけ、ピーナッツなどの好みの具を混ぜて型にいれて羊羹状に冷やした食べ物。親戚の家のものは、くるみが入っていて歯ごたえあり、とてもおいしいイギリスでした。体にもよさそう。
　残念ながら写真は撮らなかったので、以下ＨＰでご確認下さい。
イギリスについて
http://www.shimabara.jp/nagao_oji/umaimono/igirisu.htm

　その後、商店街のお惣菜やさんで見かけました。乾物屋さんでは海藻そのものの売っていました。黄土色っぽい細い海藻でした。夫は買って帰って義母に作ってもらったら？と言ってくれましたが、それも悪いので、購入はしませんでした。どうやら島原では一般的な食べ物のようです。帰ってから義母に聞くと、御祝い事など行事がある時は必ず並ぶ、とのこと。

　ＨＰによれば、いぎすが訛ってイギリスになっただけで、英国とは何の関係もないわけですねぇ。
　日本各地、まだまだ知らない食べ物がたくさんあるなあ。

　島原は海に面しているせいか、海産物が豊かです。お魚も新鮮ですし、写真のような海藻がたくさんありました。新物のあおさと茎わかめ、芽ひじきをお土産に買ってきました。
　驚いたことに、長崎市内のスーパーでは、クジラがパック詰めになって売られていました。東京ではクジラなんて、特別なお店でしか扱っていません。長崎では普通に食卓に並ぶということでしょうか。場所が変われば食も変わるものですね。