茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

青備前とリヤカー茶室

2020-01-29 11:28:51 | 美術館・展覧会
 「~ふたつの伝統と試み~ 備前 木村英昭 ・ 京焼 杉田眞龍 二人展」にて初めて見たリヤカー茶室。
 備前焼の木村英昭さんが備前の数人で協力して作成され、2台あると眞龍さんより伺いました。

 面白いアイデア、残念ながらお呈茶は翌日からとのことでお茶を頂くことはできませんでしたが、楽しくなりました。正面の地球の絵は、茶室は宇宙といわれることから書かれたものだそう。リアカー止めが下駄なのも面白い。
 今度一服頂いてみたい、できればお茶も点ててみたいものです。


 花入が目をひきました。赤い実とぴったり。

 ”青備前”が飾ってありました。土の色が微妙に輝いた青色が美しく、備前焼に青色というのは初めて認識しました。

 ”緋襷”の赤にはやはり惹かれます。緋襷の備前に雪華模様が描かれた茶碗は、緋襷の具合が雪模様と重なっていい味わいでした。


<木村英昭さんプロフィール>
備前で500年以上続く六姓窯元桃蹊堂の二十五代木村桃山の長男として備前市伊那に生まれる。
名古屋学院大学外国語学部英米語学科卒業。
1996年より2年間スペイン・バルセロナ・マッサーナ美術学校陶芸科・彫刻科専攻。
1998年より帰国後、伊那にて備前焼を制作、インドやオーストラリアと国際文化交流。
2009年岡山高島屋にて県内初個展開催。
2010年より3年毎に開催される瀬戸内国際芸術祭に参加。(’13.’19)
2016年バルセロナの世界遺産である施設にてお茶会を開催し、国際文化交流を実施。
2017年日本アルジェリア外交関係樹立45周年記念式典、フランス、バルセロナにて備前焼と茶の湯展開催。(日仏茶道交流会)
新宿高島屋美術画廊10周年記念展に出品。
2018年日仏外交関係樹立160周年記念行事であるジャポニスム2018としてエッフェル塔にて日本の陶芸と茶の湯開催。
日西外交関係樹立150周年記念としてバルセロナ日本総領事公邸にて備前焼と茶の湯展開催。(日仏茶道交流会)
2019年瀬戸内国際芸術祭にて2台目となる移動式リヤカー茶室を制作。
二十六代木村桃山を襲名。第4回く和とろ・バロ展を新宿高島屋にて開催。
第41回日本清興展にて一般の部で最高賞の新人賞を受賞。

 今回は木村さんとはお話できませんでしたが、またご縁がありましたら。
 これからも作品を楽しみにしております。



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2 コメント

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初春 (yuka)
2020-01-30 14:30:42
たまごさん、お久しぶりです。お元気でいらっしゃいますか?遅ればせながら、今年もたまごさんにとりまして良き一年となりますようお祈り申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。今回の記事’リヤカー茶室’!!はじめて知りました。コンパクトで楽しいですね。昔、お豆腐屋さんや焼き芋屋さんが町内にいらして胸躍らせたことを思い出しました。
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初春 (m-tamago)
2020-01-30 22:10:42
yukaさん、お久しぶりです!コメント下さって本当に嬉しいです。こちらこそ本年もどうぞ宜しくお願い致します。

私もリヤカー茶室とはびっくりしました。
確かにお豆腐屋さんや焼き芋屋さんなど昔はリヤカーや自転車で色々な人がやってきて子供心に楽しかったですね。このリヤカー茶室も時々きてくれたらいいのに!気軽にお抹茶が頂けて皆さん喜びますね。お花見の時期など特にいいのではないかしら?お花見しながらお団子とお抹茶~。
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