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茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

人生の扉と 僕の中の少年と ビー玉と

2024-10-25 10:37:39 | 思い出の人/素敵な人
 10月も下旬になりました。
 茶道を習っている方は、中置のお稽古を楽しんでいらっしゃるでしょうか。
 侘び寂びの世界を味わっていらっしゃる頃でしょうか。

 いよいよあと少しで炉開き、茶人のお正月ですね!

 さて、今日は久々なのに全然茶道のお話ではなくて、、、、心に残る音楽について。
音楽って、自分の経験と繋がっていることが多くて、
この曲、あの時の!って思い出がよみがえることって多くありませんか?

 私の場合、竹内まりやさんの曲がそのひとつです。
OLになって、しばらくして落ち着いてから、いっとき繰り返し繰り返し聞いていました。
その歌詞に思い当たることが多く、耳にも心にも心地よかったからです。
 最近はまとめて聞くことはなく、時々ラジオやテレビから流れてくる曲を耳にして
懐かしく思っている位でした。

 ところが昨晩、偶然どんな思いで曲作りをしてきたか、テレビ番組で拝見しました。
ああ、こういう想いで曲作りをしたり、生きてきた人だから、
心に響く曲が多いんだなあと実感しました。

 その中で紹介されていた「人生の扉」という曲は
勿論、聞いたことはあったのですが、
今回は、まさに五十路真っただ中のの私には心にぐっとくるものがあって
今日は朝から流しております(笑)


*******************************

人生の扉

春がまた来るたび ひとつ年を重ね
目に映る景色も 少しずつ変わるよ
陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
気がつけば五十路を 越えた私がいる
信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さいことも 覚えていたいと 心が言ったよ

I say it’s fun to be 20
You say it’s great to be 30
And they say it’s lovely to be 40
But I feel it’s nice to be 50

満開の桜や 色づく山の紅葉を
この先いったい何度 見ることになるだろう
ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ

I say it’s fine to be 60
You say it’s alright to be 70
And they say still good to be 80
But I’ll maybe live over 90

君もデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ

I say it’s sad to get weak
You say it’s hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it’s worth living
But I still velieve it’s worth living

************************************

人生の扉 竹内まりや
https://www.youtube.com/watch?v=xED7a0pfjkY



 五十路、気づけば、そうなっていました。
10代は弟の死、ネガティブで生意気で、だけどフレッシュだった。最高の大学時代。
20代は新しい世界が開かれ、同時に社会の厳しさと楽しさを知った。OLを満喫。
30代は悩みながら進み、結婚出産という人生一大イベントがあった。
40代は子育て、母の死、自信喪失など、人生の現実に直面。
50代は『茶遊庵』開始、父の死と、自己実現と。

 総じて幸せですが、やはり色々なことがあった。
そして今、少し、自分を客観視する余裕が出てきたように思います。
人生の扉は、まさにその通りと言いたい歌詞です。
今までの自分を思い、これからの人生に思いを馳せる。

 最後は
”ひとりひとり愛する人たちのために生きてゆきたいよ”
これに尽きるかもしれません。

 

 最近、古い友人からの連絡が増えてきました。
 五十路も半分、還暦が少しずつ見えてきた年齢。
 みんな仕事や子育てなどが一段落して余裕がでてきて、
これからどうする?みたいな気持ちもあるからだと思います。
 ふと、昔の懐かしい友達に会いたくなる、話したくなる、どうしているかなと思い出す。

 私の場合、大切な母は70歳で亡くなりましたから、
もしかしたら残りは15年しかないかもしれない、などど考えるわけです。
(勿論、もっと生きるつもりなんだけど)
そして、その間に何ができるのか、何がしたいのか、とふと考えるわけです。

 まあ、私の場合は何がしたいのかと言われれば茶道なわけです。
茶道の良さを広め、皆さんに知ってもらう、経験してもらうこと
自分自身も茶道の世界を知るべく精進し、突き進むこと
 


 どこまで出来るのか、年始には今後の計画も立てていたのですが、
色々なことが起きて、今は考えが変わって、
自分にとって優先すべきことを第一にして、無理をせず、
この二つを出来る範囲で目指していくことにしました。
 また状況が変わったら、その時に目標は軌道修正すればいいかなと。

 少なくとも、茶道を中心に、私の周りにいる、集まって下さる愛しい人たちと
楽しい気持ち、幸せな気持ちを分かち合いながら生きていきたい。
正直に誠実にね。
そして、頑張りすぎず無理なくね。(実はこれが大事かも)

 
 さあ、私、
どんな人生の扉を開こうか?
どんな扉が開かれるのか??


そんな思いで、曲を聞いております。


 皆様は今、五十路?四十路?三十路?
「それぞれの年代で、その時にならないと分からないことが沢山あるのよ」
母がよく言っていた言葉です。

 それぞれの年代を大切に味わえたらいいかな。
 その最中は必死ですがね(笑)


ご参考:
思い出の曲
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/fb230e5664426f6aebf099b6a022b6c6

僕の中の少年
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/5f60498dbd889a029cd0efc43eb694a1

ビー玉
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/31a7a01540d84c72fb438c4fbb894b03#comment-list

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