茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

カセンソウ 歌仙草

2021-06-30 11:07:08 | 草木・茶花
 
 先日のお稽古では沢山のお花に出会えました。

 その中で、カセンソウというお花がありました。

 カセン?と聞いて、化繊という漢字が浮かんだ私です。
 皆様はいがかでしょうか??

 「歌仙草」

 歌仙草は、キク科オグルマ属の多年草で、日本各地、朝鮮、中国、シベリアなどに広く分布しています。
 日当たりのよい山野の、少し湿った土地に生え、高さは30~80センチメートルほど。
 葉は先のとがった長楕円形、縁はぎざぎざとしている。
 夏に枝先に径約四センチメートルの黄色花を一つずつつけます。



 「歌仙」と聞けば、和歌に因んだお花だろうと思いますよね?

 ですが、どう由来を調べても、わかりませんでした。
 どなたか、ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてほしいです。
 唯一、ネット検索していて見つけたのは、

「歌仙」とは和歌の才に長けた人のことを言います。この歌仙が乗った車の車輪を連想したものともいれていますが、正確には分かっていないようです。 という文言でした。
 
 そういわれてみると、黄色くて丸い花が、車輪にも見えなくはないですが、、、、
明るい黄色で元気がでるお花、個人的には好きです。


 床の間のお花。




 小さなクリスマスローズが、この時期に咲いたということで、一緒に生けられていました。
可憐です。




 
 折角なので、「歌仙」の意味を詳しく引いてみました

日本大百科全書(ニッポニカ)「歌仙」の解説********以下引用

歌仙 かせん とは 

李白(りはく)を「詩仙」というのに倣い、『古今集』真名序(まなじょ)で柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)、山部赤人(やまべのあかひと)を「和歌仙」としたのに始まる。
同仮名序(かなじょ)で人麻呂を「歌の聖(ひじり)」、赤人を「歌にあやしく妙(たへ)なり」とするように、傑出した歌人のことである。
『古今集』序文で「近き世にその名聞えたる人」として評された6人の歌人を、のちに「六歌仙」と称した。
これに倣い「新六歌仙」「続六歌仙」などが生まれた。
また、藤原公任(きんとう)撰(せん)の『三十六人撰』所収歌人を「三十六歌仙」と称したのを嚆矢(こうし)として、「新三十六人」「後六六撰(のちのろくろくせん)」「中古三十六歌仙」「女房三十六歌仙」「釈教三十六歌仙」などがつくられた。
なお、「三十六歌仙」が歌仙一般の形式として定着したので、連歌や俳諧(はいかい)において、長句・短句を36句連ねた形式を「歌仙」というようにもなった。

**********************************

 「歌仙」から、「詩仙」、「和歌仙」、「歌聖」という言葉を知りました。

 詩・和歌の世界も深そうですね。





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