茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

着せ綿 と ”ささま”さん

2020-09-10 15:58:37 | 和菓子の銘

 重陽の節句も終わりましたね。
 昨日アップすることができず、一日遅れになってしまいました。

 茶道を習って初めて、陽の数字(1,3,5,7,9)の最大数9が重なる9月9日を
”重陽”といい、”着せ綿”という風習や和菓子があることを知りました。


 みなさん、”着せ綿”をご存知ですか?


 検索するとこんなに沢山の和菓子”着せ綿”が出てきます。
 これが一般的にみる”着せ綿”のお菓子、本当にかわいらしくて、見るだけでほんわかできて、大好きなお菓子のひとつです。


 ですが、学生時代の先輩であり、茶会の度に頂いていた大好きな
「ささま」の”着せ綿”は一般的なものとちょっと違っています。
 真っ白な綿に、青々とした菊の葉が柔らかく巻き付いている。
http://www.sasama.co.jp/wanamagasi09/kisewata.html


 なんと、「ささま」の”着せ綿”の作り方と由来を撮影したYouTubeを見つけたので、是非ご覧になって下さい。


 ”着せ綿”の綿がどんなものだったのか、実際に画像で見れて勉強になりました。

 そして、店主の笹間さん、久しぶりにお姿拝見し、パソコンの前で一人懐かしく騒いでしまいました。

 お店にも久しく行っていないので、また和菓子を買いに行きたいなあ。
 入り口は小さく高級感漂う構えなので、知らないとちょっと入りづらい感もありますが、
 とても親しみやすく、味わいがあり、素敵なお店なのです。
 ラッキーなかたは笹間さんご本人にお会いできるかも。
 床の間にもすばらしいお道具が飾られていて、聞けば説明して下さいますよ、きっと。
 お近くの方は是非、ささまの和菓子を味わってください。

御菓子処ささま
http://www.sasama.co.jp/


 日本では9月9日は特に行事として広く知られていないのが少し残念。
 敬老の日とタイアップして、ハロウィンみたいに商業的でもいいから広まってくれたらいいのに、なんて思います。


 皆様の益々の健康と長寿をお祈りして、一日遅れの”着せ綿”のお話でした。



<ご参考>

重陽の節句と菊
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/4d0fb78eecee11d5c45934d4ff056166

九月
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/8ef79139d28c4a700485e5a04a2d679d

和菓子の銘 長月
https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/ff4a6c44b3a8eca947a1823856a67c63

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