日本の紙を特に和紙と呼ぶ。普段の生活で使用されているものを考えると、家の襖に使われている唐紙、お茶で使う懐紙、水引、ラッピングペーパー、葉書、半紙くらいだろうか。
唐紙は、その名の通り元々は中国伝来の紙で、襖や壁紙として使われています。
懐紙は茶道を習っている人にはなくてはならないもの。昔は高級ティッシュペーパーのようなもので、お手拭や鼻紙、メモやお金を包んだり、お皿代わりになったりと便利な紙でした。最近は透かしの入ったものや季節の花が刷られたものなどもあり、バッグにちょっと入れておけば嗜みのある人という感じがしますね。
水引は熨斗袋や結納品などに使われています。和紙をこより状にしたもので、贈り物をする時の装飾として使われる和風リボンといえるでしょう。
水引の起源は、飛鳥時代に遣隋使小野妹子の持ち帰った贈り物に結ばれていた紅白染めの麻紐といわれている。真心のこもった品物であることと帰途の無事を祈る魔除けの意味を表したそうです。以来、宮中への献上品には麻紐が結ばれて、“くれなゐ”と呼ばれていました。平安時代に紙で元結を作ることが発明されて全国に普及し、室町時代になって和紙を細かくよった“こより”が使われるようになり、更に江戸時代に庶民に広まって、華やかな装飾結びが考案されるようになりました。
“水引”の名称の由来には、和紙に水糊を引いて拠って作っていくことから、塵や汚れを流し去り水洗いした清潔な品物と同じ意味を持たせるために用いるから、と諸説あるようです。
水引は基本的に奇数本(3,5,7)で結び、慶事には紅白・金銀、弔事には白黒・銀を使用します。気持ちばかりの粗末なものですが、清潔で新しいものです、安心してお使い頂ければ幸いですとの気持ちが込められている。
あわじ結び、梅結び、丸梅結び、花結びなどの結び方があり、これらは茶入の仕覆を休める時の結び方にもありますね。あわじ結びは別名鮑結びともいい、茶壷の真行草結びの基本となる形、皆さんも作ったことがあるのではないでしょうか。
結婚式用の祝い袋の水引は簡単にとけない結び方がされていて、様々な結び方がその時、その物にふさわしい気持ちを表しています。
最近は和紙の美しさが見直されて様々な場面で見られるようになりました。贈り物や花束のラッピングペーパーとして、インテリアショップではランプやロールカーテンとして。鎌倉や京都といった観光地に行くと和紙専門店にも出くわします。
先日鎌倉で油とり紙と和紙専門店に入りました。油とり紙にも紙の素材で数種類あって驚いた。和紙専門店では和紙そのものもあるが、和紙を張った上に漆塗りした小箱などの和風小物も充実していた。小箱はインテリアとしても美しい。
私の愛用する鳩居堂には鮮やかな色のたくさんの水引、鶴や亀の形に結ばれた水引が見られる。他には和紙専門コーナーのある伊東屋、千代紙で有名ないせ辰、日本橋の老舗榛原などでも和紙の美しさを楽しめる。
町で和紙専門店を見かけるようになったとはいえ、手漉き職人さんは年々減っているようです。手漉き体験はありませんが、同じ厚さに紙を漉くことは難しいと聞きます。和紙の匠も技も受け継がれていくことを願ってやみません。
唐紙は、その名の通り元々は中国伝来の紙で、襖や壁紙として使われています。
懐紙は茶道を習っている人にはなくてはならないもの。昔は高級ティッシュペーパーのようなもので、お手拭や鼻紙、メモやお金を包んだり、お皿代わりになったりと便利な紙でした。最近は透かしの入ったものや季節の花が刷られたものなどもあり、バッグにちょっと入れておけば嗜みのある人という感じがしますね。
水引は熨斗袋や結納品などに使われています。和紙をこより状にしたもので、贈り物をする時の装飾として使われる和風リボンといえるでしょう。
水引の起源は、飛鳥時代に遣隋使小野妹子の持ち帰った贈り物に結ばれていた紅白染めの麻紐といわれている。真心のこもった品物であることと帰途の無事を祈る魔除けの意味を表したそうです。以来、宮中への献上品には麻紐が結ばれて、“くれなゐ”と呼ばれていました。平安時代に紙で元結を作ることが発明されて全国に普及し、室町時代になって和紙を細かくよった“こより”が使われるようになり、更に江戸時代に庶民に広まって、華やかな装飾結びが考案されるようになりました。
“水引”の名称の由来には、和紙に水糊を引いて拠って作っていくことから、塵や汚れを流し去り水洗いした清潔な品物と同じ意味を持たせるために用いるから、と諸説あるようです。
水引は基本的に奇数本(3,5,7)で結び、慶事には紅白・金銀、弔事には白黒・銀を使用します。気持ちばかりの粗末なものですが、清潔で新しいものです、安心してお使い頂ければ幸いですとの気持ちが込められている。
あわじ結び、梅結び、丸梅結び、花結びなどの結び方があり、これらは茶入の仕覆を休める時の結び方にもありますね。あわじ結びは別名鮑結びともいい、茶壷の真行草結びの基本となる形、皆さんも作ったことがあるのではないでしょうか。
結婚式用の祝い袋の水引は簡単にとけない結び方がされていて、様々な結び方がその時、その物にふさわしい気持ちを表しています。
最近は和紙の美しさが見直されて様々な場面で見られるようになりました。贈り物や花束のラッピングペーパーとして、インテリアショップではランプやロールカーテンとして。鎌倉や京都といった観光地に行くと和紙専門店にも出くわします。
先日鎌倉で油とり紙と和紙専門店に入りました。油とり紙にも紙の素材で数種類あって驚いた。和紙専門店では和紙そのものもあるが、和紙を張った上に漆塗りした小箱などの和風小物も充実していた。小箱はインテリアとしても美しい。
私の愛用する鳩居堂には鮮やかな色のたくさんの水引、鶴や亀の形に結ばれた水引が見られる。他には和紙専門コーナーのある伊東屋、千代紙で有名ないせ辰、日本橋の老舗榛原などでも和紙の美しさを楽しめる。
町で和紙専門店を見かけるようになったとはいえ、手漉き職人さんは年々減っているようです。手漉き体験はありませんが、同じ厚さに紙を漉くことは難しいと聞きます。和紙の匠も技も受け継がれていくことを願ってやみません。
>草で編んだのではなく、亡くなった先生のお父様が和紙でこよりを作って編んだもの
すごいですね。拝見してみたいものです。
昔の人は紙をもっと大切にしていた気がします。私は裏紙など会社に入った当初は使っていましたが今は結構無駄にしているなぁ。反省。
やっぱり難しいんだ。
>団の子供達と牛乳パックを溶かして手作り葉書も作りました。
いいですねえ。そういうリサイクルしながら伝統文化を学ぶって素敵です。色々なところで子供達に伝えていってほしいなぁ。
>飯田市は水引の生産量が多い所で、お年寄りが内職で水引作りをしていたりします。
飯田市の興味深いお話をありがとうございます。勉強になりました。
>「文七元結」
スミマセン、歌舞伎好きといってもたくさん見ているわけではないので知りません。。。どういうお話か教えて下さい。
>和紙も、最近はインクジェットプリンタ用の物も色々出ています。自分で作った千代紙風の模様を印刷して、
昔のものには手作りの優しい風合いがありますね。私も千代紙大好きでした。今も紙専門店に行くと見入ってしまいます。albireoさんの江戸時代の玩具が書かれた千代紙も素敵ですものねえ。
以前習っていた先生のところに素敵な草で編んだような花器や箱があったのですが、
なんとそれは草で編んだのではなく、亡くなった先生のお父様が和紙でこよりを作って編んだものだそうです。
こよりを編みながら普通の箱に貼り付けていったんですね。
今ではこんな器用な事できる日本人少ないんじゃないでしょうか。
私は不器用なので、器用な方たちはぜひ和紙ともどもこの文化を残して欲しいものです。
手早く漉くのが、とても難しかったです^^;
団の子供達と牛乳パックを溶かして手作り葉書も作りました。
これもなかなか大変でしたが、個性の光る作品が沢山出来て
楽しかったですよ。誰か伝統工芸に目覚めてくれるといいなぁ・・・
元々、飯田市は元結作りが盛んで、「文七元結」も、飯田で作られたものだといいます。
歌舞伎がお好きなm-tamagoさんなら、人情話の「文七元結」の説明は要りませんね。もとより、あの話は創作で、本当は美濃から来て飯田で紙漉き職人をしていた桜井文七という人が考案したので「文七元結」と言うのだそうです。
明治になって、髷を結う人が減って、それまで副業だった水引の生産が主になりましたが、今も相撲の世界では、丈夫な「文七元結」が使われているとか。
和紙も、最近はインクジェットプリンタ用の物も色々出ています。自分で作った千代紙風の模様を印刷して、親戚や友人の小さい女の子に上げると、とても喜んでくれます。手漉きではないけれど、何となく手触りも優しく感じます。
>山形県白鷹町は和紙の産地です。
聞いたことがあります。深山和紙。名前も美しいですね。
>販路拡大のための展示会でウィデングドレスを作りショウをしました。その後の報道によれば結婚式を和紙ドレスで挙げた方がいらっしゃるそうです
いいですね。そのドレス見てみたい。和紙はしごくと布のように強くなると聞きます。
折角のいい技術、色々な試みをして是非残るようにしてほしいですね。
デザインや用途を現代に合わせて工夫すれば、いいものは皆使うと思うのですが、伝統のものは切り替えが難しいところもありますね。インテリアにも和紙を使った商品が増えてきたのが私は嬉しいです。
よーじ屋は私も京都に行くとお土産に絶対買いますよ~。「よーじ屋カフェ」は知りませんでした。。。
>先日の薄茶のお茶会で最後に茶入が飾られた時の棚は、お点前に使った棚で二段の棚だった気がします。
二段の棚だったら、中棚をカラにしてはいけないので茶入を飾ったのかもしれませんね。
>慣れない私が正客をしていて、次に棗と茶杓のことを聞かなくては、と考えていたので、茶入のことは聞きそびれてしまいました。
正客とはいいお勉強でしたね!また何かあったら教えて下さいね。
>結納の時の、水引は、あまりにもきれいで、捨てられませんでした。
私も鳩居堂で結納の一式を拝見しましたがすばらしいですね。芸術品。捨てるにはしのびないかも。
大事な記念のものを大切にして季節毎に出して使うなんて、チャチャさんのリサイクルは最高だと思います!!
>そういえば、慶事のお祝いの金額も奇数にしますね。
そういうところからも来てるんでしょうね。
日本はお祝い事には奇数を使用しますね。奇数は陽の数字でもありますし。
>そうそう手作りの和紙は暖かみがあって、良いですよね。
やっぱり人間の手が作り出すものにはぬくもりがありますね。
壷付花月なんて、とんでもありません!
>和紙の風合いが好きで葉書・便箋などを集めております。
>一度、マイミクの方々にママのコレクション(?)の葉書をお出ししたいですね♪
いいですね!私も和紙や版画の葉書が好きです。私も是非ママコレクションの葉書を頂戴したいです♪
本当に日本人は贈り物ひとつにも色々な心遣いをしていますよね。
>私の母が、香道を習っていますが1月から12月までの花結びがあり、
それ、本で見たことがあります。何月が何の花だったかしら、、、、見事ですよね。もう一度探してみよう。
お茶の紐結びは私の課題です。。。。。
>そっか~~。。うちの親にも教えてあげようっと。
実はご存知だったりして。。。。。
一度ゆっくり見学しつつ伺おうかしら。
>そう言えば“ミズヒキ”という植物もありますね。
ミズヒキ、本当に水引を思わせる植物ですよね。結構好きです。
深山和紙といいまして伝統的な手法で生産されています。販路拡大のための展示会でウィデングドレスを作りショウをしました。その後の報道によれば結婚式を和紙ドレスで挙げた方がいらっしゃるそうです
先日の薄茶のお茶会で最後に茶入が飾られた時の棚は、お点前に使った棚で二段の棚だった気がします。
慣れない私が正客をしていて、次に棗と茶杓のことを聞かなくては、と考えていたので、茶入のことは聞きそびれてしまいました。
やはり一期一会、その場で聞けばよかったですね。
結納の時の、水引は、あまりにもきれいで、捨てられませんでした。
松の水引は、お正月で使う台子に飾り、その他は、外ではリース(お正月バージョン)、 中では、鶴、亀を玄関飾りに再利用しています。
もちろん、あわびも お正月の丸三方にのせて、リサイクル。
知らなかっただけかも知れませんが(汗)
そういえば、慶事のお祝いの金額も奇数にしますね。
そういうところからも来てるんでしょうね。
そうそう手作りの和紙は暖かみがあって、良いですよね。
職人さんは、年々減っていきますねぇ。
壷付花月は茶壷の紐をくくらないと花月の中に入れないからあせりまくり・・・結局すみかけでやっと入れてもらったことがありました(恥)
和紙の風合いが好きで葉書・便箋などを集めております。
一度、マイミクの方々にママのコレクション(?)の葉書をお出ししたいですね♪
つくづく思います。贈り物をする時の、奥ゆかしい日本文化。ちゃーんと深い意味があったのですね。
>茶入れの仕覆を休める時の結び方・・・
これも興味ありますね。私の母が、香道を習っていますが
1月から12月までの花結びがあり、昔の人は、良く考えたものだなあと感心しました。
さすがたまごさん。。
いつも勉強になります。
ありがとうございます。
そっか~~。。うちの親にも教えてあげようっと。
そう言えば“ミズヒキ”という植物もありますね。結婚の際には結納屋さんにいろいろお世話になりました。