先日ご紹介した大名物、名物、中興名物以外に、名物・御物と呼ばれて、大事にされてきた以下のようなものもあります。
茶入の格
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/120a0308f6d9ea8760720bdc116e3a84
東山御物: 足利八代将軍義政が東山山荘で制定したもの。
八幡御物: 松花堂昭乗の秘蔵したもの。八幡名物ともいう。
引拙御物: 鳥居引拙の秘蔵したもの。
松屋三名物: 奈良の塗師松屋に伝来した三種の名物。松本肩衝(松屋肩衝)、徐熙の白鷺の絵、在星の長盆。
利休名物: 利休が秘蔵したもの。
珠光名物: 村田珠光が秘蔵したもの。珠光文琳など。
柳営御物: 徳川将軍家の秘蔵したもの。
本願寺御物: 石山本願寺伝来で東西両本願寺の秘蔵したもの。
千家名物: 三千家において名物茶器として尊敬されたもの。
紹鴎名物: 武野紹鴎の秘蔵したもの。
雲州名物: 松平不昧の選定したもの。
藪内名物: 藪内家に伝来したもの。名物並。雲州蔵帳では中興名物とされている。
これらを纏めて見る機会というのはないと思うので、それぞれの図録があったら面白そうですね。徐々に探して、実際美術館を訪ねたりして、自分なりの図録が作れたらいいかも、などと思っております。それぞれの好みや歴史が垣間見えるかもしれません。
茶入の格
http://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/120a0308f6d9ea8760720bdc116e3a84
東山御物: 足利八代将軍義政が東山山荘で制定したもの。
八幡御物: 松花堂昭乗の秘蔵したもの。八幡名物ともいう。
引拙御物: 鳥居引拙の秘蔵したもの。
松屋三名物: 奈良の塗師松屋に伝来した三種の名物。松本肩衝(松屋肩衝)、徐熙の白鷺の絵、在星の長盆。
利休名物: 利休が秘蔵したもの。
珠光名物: 村田珠光が秘蔵したもの。珠光文琳など。
柳営御物: 徳川将軍家の秘蔵したもの。
本願寺御物: 石山本願寺伝来で東西両本願寺の秘蔵したもの。
千家名物: 三千家において名物茶器として尊敬されたもの。
紹鴎名物: 武野紹鴎の秘蔵したもの。
雲州名物: 松平不昧の選定したもの。
藪内名物: 藪内家に伝来したもの。名物並。雲州蔵帳では中興名物とされている。
これらを纏めて見る機会というのはないと思うので、それぞれの図録があったら面白そうですね。徐々に探して、実際美術館を訪ねたりして、自分なりの図録が作れたらいいかも、などと思っております。それぞれの好みや歴史が垣間見えるかもしれません。
先日、薄茶のお茶会に行ったときのことですが、お客さんの棗・茶杓の拝見が終わってから、お点前さんが再び入ってくるときに、茶入を持ってきて棚に飾られたのですが、これは何か意味があるのですか?。
その場で聞けばよかったのですが、聞きそびれてしまいました。
たとえは、中国のどこで、だれに作られ、どういうふうに、渡り、誰に愛され、誰に拝領、召し出され 蓋を作られ、お洋服をもらい、どのお茶が入り、 etc.
すごーいドラマができると、思うのですが。
そうなんです、色々な名物や分類があって。
薄茶の茶会で最後に茶入が飾られた?棚は点前に使った棚ですか?何重の棚?何棚でしたか?何か由緒や家元の花押のある茶入だったのかしら??私はそういう経験がありませんが、皆さんにお見せしたかったのかしら?
どなたかご存知でしたら書き込んで下さい。
本当にお茶入に聞いてみたいですね。どなたが大切にしてくれました?とか。
色々な人に渡った茶入ほど、仕覆や蓋、箱が多く添っておりますね。先生曰く、たくさん添っているのがいいわけではなく、それは多くの人に渡り歩かなければならなかったということで、本当に大事なら手放さないはずですね、とおっしゃっていました。
確かにどういう理由で譲られたのかによって良し悪しは異なりますね。数奇な運命を辿った茶入もあるようで、すごいドラマが書けそうですね。
名物の写しでの稽古はありますが、
「どうせ、本番で使う機会なんてないんだろうなぁ」とか
「”写し”なんて、作家が作ったオリジナリティのある通常のものより、劣る気がする」
なんて、曲がった思いをしながら茶を点ててしまいます。
名物の茶入れなんか、美術館でガラス越しにしか見れないし、
あぁ・・・私にとっては、なんか空しいもの。
でも、人生なにがあるかわかりませんから、
万が一、手に入った時の事を考えて、稽古に励みますか
写しといっても、昔の名物を真似るのはとても技術のいることで、最近のものはよく出来ていると先生はおっしゃいます。それに、写しも使うほどに味わいが出てくると思うんです。
根津でたくさんの茶入を見ましたが私がいいなーと思ったのは名物でもなんでもなくて、そんなものかもしれません。自分が好きな茶入とか、誰かが贈ってくれた茶入で点てるのも幸せなものだと思います。
いつか本物の名物を触れる日を夢見て精進しましょう!!