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* 以下の「〇才」を頭のいい順に並べなさい。 *
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天才
俗才
奇才
秀才
不才
鬼才
英才
凡才
異才
答えは、こうだったそうな。
鬼才 → 奇才 → 天才 → 異才 → 秀才 → 英才 → 俗才 → 凡才 → 不才
私の答えは、、、、
鬼才 → 奇才 → 異才 → 秀才 → 天才 → 英才 → 俗才 → 凡才 → 不才
異才と秀才と天才のところが間違ってしまいました。
じゃあ、一体どう違うのか。
まずは、辞書の意味からひいてみます。
鬼才 = 人間離れした才能。また、そのような才能の人。 例:「文壇の鬼才」
奇才 = 世に稀な才能、世にまれな、すぐれた才能。また、その才能の持ち主。
例:「不世出の奇才」「奇才の画家」
天才 = 天性の才能、生まれつき備わった優れた才能、並み外れてすぐれた才能。
また、そういう才能をもった人。
例:「数学の天才」「天才肌のプレーヤー」「将棋の天才少年」
異才 = 人並みでないすぐれた才能。また、その持ち主。
ある分野や活動で非凡で天賦の才能を有する人
例:「音楽界の異才」
秀才 = 1 非常にすぐれた学問的才能。また、その持ち主。
2 中国で、科挙の試験科目の一。のち、科挙に応じる者および合格者を
さすようになった。
また、明・清時代には府・州・県学の在学生を称した。
3 律令制の官吏登用試験科目の一。また、その試験に合格した者。
英才 = すぐれた才能・才知。また、その持ち主。学識、才芸などのすぐれた人。
俗才 = 俗事に長じた才能。世才。日常の雑事をうまく処理する能力のこと。
凡才 = 平凡で、特にすぐれたところのない才能。また、そのような才能の人。
不才 = 1 才能の乏しいこと。また、その人。
2 自分の才能をへりくだっていう語。非才。
それぞれについてニュアンスの違いを考えてみました。
<鬼才> 鬼の字が使われるということは、鬼籍に入るという言葉でもわかるように、「この世のものではない」、「人間を超越する」と思われるほど凄いというところで、一番になるのはわかります。
<奇才> 奇が使われているが、変ということではなく、珍しい、めったにないほど優れているということ。つまり、すぐれた才能が「世にまれなものであること」を強調する言葉です。
<天才> 人なみではない、天から授かった才能ということで、人間のレベルで才能をみています。
我々もよく使う身近な言葉です。
生まれつき持っている「天から授かった才能」ですから、鬼才と奇才には敵わないということ。
<異才> 異才を放つなどとよく言う。これは、人とは異なるすばらしい才能のことだから、
やはり人間レベルで見ている。
<秀才> もともと中国の科挙試験からきている言葉だそうで、「学問的にすぐれている」ということを指す。
勉強ができる人という意味で我々にも身近な言葉ですね。
<英才> 英才教育という言葉からもわかるように、努力して優れた才能を開花させるイメージになります。
<俗才> 世俗的な才能ということで、ある意味世渡り上手とでもいいましょうか。これも才能と言えば才能ですが、これまでの才能とはずいぶんレベルが違ってきますね。
<凡才> 平凡な人。私みたいに普通の人ですね。
<不才> こうなると才能がないということで。。。まあ、謙遜して不才の息子ですが、、、などと使ったりしますよね。これは不の字が使われているところで、最下位は明らかですね。
こうして並べてみるとそれぞれの微妙な違いがわかりました。
それにしても、凡才の私からすれば、鬼才、奇才、天才、異才、秀才、英才、どれであっても羨ましい限りです。
これらの言葉を調べていたら、才のつく言葉は、他にもありました。
機才、賢才、能才、駿才、俊才、偉才、鋭才など。才能を表す言葉はなかなか豊かです。
こうした言葉の違いをきちんと理解して、使い分けができると表現が広がることと思います。
小学生のうちから楽しみつつ、言葉の豊かさやニュアンスの違いを意識できて、いい課題だなあ。
私も言葉のニュアンスの違いを大いに楽しませて頂きました。
* 以下の「〇才」を頭のいい順に並べなさい。 *
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天才
俗才
奇才
秀才
不才
鬼才
英才
凡才
異才
答えは、こうだったそうな。
鬼才 → 奇才 → 天才 → 異才 → 秀才 → 英才 → 俗才 → 凡才 → 不才
私の答えは、、、、
鬼才 → 奇才 → 異才 → 秀才 → 天才 → 英才 → 俗才 → 凡才 → 不才
異才と秀才と天才のところが間違ってしまいました。
じゃあ、一体どう違うのか。
まずは、辞書の意味からひいてみます。
鬼才 = 人間離れした才能。また、そのような才能の人。 例:「文壇の鬼才」
奇才 = 世に稀な才能、世にまれな、すぐれた才能。また、その才能の持ち主。
例:「不世出の奇才」「奇才の画家」
天才 = 天性の才能、生まれつき備わった優れた才能、並み外れてすぐれた才能。
また、そういう才能をもった人。
例:「数学の天才」「天才肌のプレーヤー」「将棋の天才少年」
異才 = 人並みでないすぐれた才能。また、その持ち主。
ある分野や活動で非凡で天賦の才能を有する人
例:「音楽界の異才」
秀才 = 1 非常にすぐれた学問的才能。また、その持ち主。
2 中国で、科挙の試験科目の一。のち、科挙に応じる者および合格者を
さすようになった。
また、明・清時代には府・州・県学の在学生を称した。
3 律令制の官吏登用試験科目の一。また、その試験に合格した者。
英才 = すぐれた才能・才知。また、その持ち主。学識、才芸などのすぐれた人。
俗才 = 俗事に長じた才能。世才。日常の雑事をうまく処理する能力のこと。
凡才 = 平凡で、特にすぐれたところのない才能。また、そのような才能の人。
不才 = 1 才能の乏しいこと。また、その人。
2 自分の才能をへりくだっていう語。非才。
それぞれについてニュアンスの違いを考えてみました。
<鬼才> 鬼の字が使われるということは、鬼籍に入るという言葉でもわかるように、「この世のものではない」、「人間を超越する」と思われるほど凄いというところで、一番になるのはわかります。
<奇才> 奇が使われているが、変ということではなく、珍しい、めったにないほど優れているということ。つまり、すぐれた才能が「世にまれなものであること」を強調する言葉です。
<天才> 人なみではない、天から授かった才能ということで、人間のレベルで才能をみています。
我々もよく使う身近な言葉です。
生まれつき持っている「天から授かった才能」ですから、鬼才と奇才には敵わないということ。
<異才> 異才を放つなどとよく言う。これは、人とは異なるすばらしい才能のことだから、
やはり人間レベルで見ている。
<秀才> もともと中国の科挙試験からきている言葉だそうで、「学問的にすぐれている」ということを指す。
勉強ができる人という意味で我々にも身近な言葉ですね。
<英才> 英才教育という言葉からもわかるように、努力して優れた才能を開花させるイメージになります。
<俗才> 世俗的な才能ということで、ある意味世渡り上手とでもいいましょうか。これも才能と言えば才能ですが、これまでの才能とはずいぶんレベルが違ってきますね。
<凡才> 平凡な人。私みたいに普通の人ですね。
<不才> こうなると才能がないということで。。。まあ、謙遜して不才の息子ですが、、、などと使ったりしますよね。これは不の字が使われているところで、最下位は明らかですね。
こうして並べてみるとそれぞれの微妙な違いがわかりました。
それにしても、凡才の私からすれば、鬼才、奇才、天才、異才、秀才、英才、どれであっても羨ましい限りです。
これらの言葉を調べていたら、才のつく言葉は、他にもありました。
機才、賢才、能才、駿才、俊才、偉才、鋭才など。才能を表す言葉はなかなか豊かです。
こうした言葉の違いをきちんと理解して、使い分けができると表現が広がることと思います。
小学生のうちから楽しみつつ、言葉の豊かさやニュアンスの違いを意識できて、いい課題だなあ。
私も言葉のニュアンスの違いを大いに楽しませて頂きました。