夢のなかで『薔薇の精』と踊る
『バレエ 薔薇の精』 浜崎悠子 油彩
薔薇の精はカーテンを翻して窓から入り、軽々と踊りますが、
少女はまどろんだまま、夢の中。
心地良い眠り、とくに午睡に微風はマストですよね。
2016年アート未来展の出展作は、ニジンスキでした。
yuko-san 作品の沈み込むようなマットな色彩には、独特の重さを感じます。
↓ニジンスキは謎めいた表情です。
ニジンスキの跳躍は「空中に留まる」といわれたほど。
バレエ・リュスと同時代にパリにいたら、熱狂しただろ~な。
ま、貧乏で舞台観られなかったかも。
以前、来日したプリセツカヤをインタビューした時に、
前からバレエダンサーに訊いてみたかった質問をしました。
★M「ジャンプは練習すれば高く跳べるようになるんでしょうか?」
「ジャンプはもって生まれた才能、練習しても限度があるわね」
★M「自分の身体が思ったように動くというは気持のいいものなんでしょうね?」
「そんなこと考えたこともないわ」
でも、最近のバレエを観ていると、男性ダンサーのジャンプ高く
滞留時間も長い気がします。