
渋滞が始まったのは、仙台市から川崎町に入ったあたりのところ。カエサルんちを出て20分?くらいのところです。ここから蔵王山頂まで渋滞なの?なんて思って、びびりまくりました。帰っちゃおうかとも思いました。でも、三度目の挑戦ですからね。おいそれとは引き下がれません。
この渋滞、みちのく杜の湖畔公園へ行く人たちがつくったものだったようです。この渋滞で1時間以上はロスしたと思いますけど、公園のところを過ぎてからはスイスイでした。すずらん峠もスイスイ。なにしろ、もともと知らない道ではない上に、先月末から3回目ですからね。カーブの大小とか、身体が覚えちゃったような気がします。
でも、県道12号線?に合流すると、また渋滞です。これまたびびったわけですけど、遠刈田の街を出るところまででした。
エコーラインに入るところ、何台かの車が止まっていて、????なんて思ったりもしたのだけど、電光掲示板には何も表示されていません。思わず、「ひゃっほう!!」と声を上げちゃいました。車を駐めて写真を撮っちゃおうかとも思いましたよ。
エコーラインも「おおむねスムーズ」でした。これは、まあ、GWなわけで、山岳ワインディングに不慣れなドライバーさんとかもいらっしゃるわけで、お約束みたいな感じでしょうか。想定内の出来事と言っていいと思います。でも、前の車1台だけが遅い(その車の前はずっと空いている)というような場合には、車間距離をつめさせていただきました。今にして思えば、ごめんなさいごめんなさい・・・なんですけど、そのときは、ろくに自動車の運転もできねぇくせに蔵王に来るなんて生意気なんだよ・・・なんて、そんな気分でした。もう、すっかり子供です。本当に、ごめんなさいごめんなさいです。
なんか、長くなっちゃいましたけど、このへんが、この1日の中で一番長かったところなんですよ。
こんな渋滞のあることがわかっていれば・・・なんて思うところはあるわけですけど、そういう話を始めるとキリがないので、先に進みましょう。

滝見台をパス、蔵王不動尊もパス、蔵王寺・賽の磧もパスしました。すでに2回ずつ来てますからね。
賽の磧のゲートを通るときには、左手をつきあげて「ひゃっほう!!」しちゃいましたよ。カエサルがエコーラインに来るのは何度目になるのかわかりませんけど、こんなに嬉しかったことはありません。蔵王の山並みが見えてくるのも、このあたりからなんですね。もう、「ひゃっほう!!」「ひゃっほう!!」の繰り返しです。
駒草平も、パスしました。でも、大黒天には寄りました。結果としては、失敗だったでしょうかね。


これは、もう、言葉もありません。カメラには超広角ズーム(タムロン10-24)をつけていたわけですけど、どこをどのように撮ろうかとか、そんなことは考えませんでした。大黒天、ああ大黒天、大黒天・・・という感じです。

あえて大黒天に寄ったのは、これを撮りたかったからです。雪の回廊を撮るためには、大黒天に車を駐めて、そこからエコーラインを歩いて登って行くのがベストだと思っているんですよ。
この写真は、大黒天から2つ上のカーブのところまで上って、そこから下りてくるときに撮った・・・んだと思います。これがベストとは思わないけど、悪くないと思っています。
この記事を書くために、この写真を見たとき、超広角の威力を感じました。
広い範囲が写るというのはもちろんなんだけど、ちょっと前に通り過ぎたばかりで、そんなに離れているというわけでもない自動車がちっちゃく写るんですね。
まあ、ちょっと考えればわかる理屈なんだけど、こういうのは、実際に撮ってみないとわかんないですね。こういうのを何回も撮っていれば、そのうち、身体が写真の撮り方をおぼえてくれるんじゃないかと期待しています。

料金所を過ぎると、しばらくはスイスイだったのだけど、ふたたび渋滞。今度は、駐車場に入るための渋滞のようです。そんなに混んでるの?なんてびびりました。まあ、下りてくる車があるので、その分は入れるはずだよな・・・なんて思ったりしました。途中、見事な「雪の回廊」があったので撮ってみました。
さっき、大黒天に寄ったのは結果として失敗・・・ということを書きましたけど、寄らなければ、このあたりの渋滞は短くなったはずなんですよ。それに、寄らなくても、「雪の回廊」は撮れたわけです。失敗でしたね(笑)

カエサルの前に駐まっていたのは1台だけで、ちょっと不安だったんですけど、入ってみました。カエサルの後、もう1台が入って来たので合わせて3台になりました。
写真は、カエサルの他の2台が写っているわけですけど、カエサルとは反対側、駐車場の入り口の方に駐めています。そこだと、レストハウスから遠い方ということになるんですけどね。カエサルの方が駐め方を間違っているんじゃないかと、ちょっと不安になってしまいました。
それよりも、カエサルを不安にさせたのは、他の車が入って来ないということです。車道に並んでいる車の列も、写真でわかると思います。ここならばすぐに入れるわけですけど、入らずに、行列に並び続けているわけです。カエサルも最初は不安だったわけですけど、そのうち、どうしてこっちに入って来ないのか、不思議になりました。
あ。雪はありますけど、1cmか2cmくらいです。ノーマルタイヤでも十分に走行できます。まあ、蔵王は初めて・・・とか、数年ぶり・・・という人にとってはしかたないと思うんですよ。みんなが入らないんだから、入らない。みんなが並んでいるんだから、並ぶ・・・でしょうがないと思うんだけど、そういう人たちを誘導する係の人がいないっていうのは不思議でしたね。

ふつうに車を駐めるときには、第一駐車場と第二駐車場の間に入って、そこで係の人(こっちには何人もの人がいます)の指示にしたがって、どちらかに車を入れることになります。たぶん、1台出たら、1台入れる・・・みたいなことをやっていたんじゃないかな。
第二駐車場のレストハウスから一番遠いところだと、第三駐車場のカエサルが駐めたところとほぼ同じ位置ということになります。段差があり、階段があるわけですけど、歩いて15秒というところでしょうか。
第一駐車場のレストハウスに一番近いところでも、カエサルが駐めたところから歩いて1分か、2分です。ひょっとしたら3分かかるかもしれませんが、間違っても5分はかかりません。
そういうところに車を駐めるために、10分も20分も並んでいるわけです。とにかく、まあ、不思議な駐車場でした。それだけのことなんだけど、なんか、現代社会の在り方・・・とか、いろんなことを考えちゃいましたよ(笑)

ここに来るまで、3時間半もかかってしまいましたよ。途中、大黒天に寄っていた時間を30分としても、3時間はかかっているわけです。凄いね。ふつうなら、1時間くらいで来られると思うんだけどね。
なんか、今日の冒険はこれでおしまい・・・みたいな気分になっていました。GWというものは、本当に怖いです(笑)

駐車場でもそれらしいのを見かけていたのだけど、今年は、樹氷を見ることができそうです。

滑りそうで怖かったりはするのだけど、赤土がドロドロになっているのに比べれば、こっちの方がいいかもしれません。
ちなみに、いずれにしても、ハイヒールでは来ない方がいいと思います。「観光地」とは言っても、蔵王は「山」ですからね。蔵王にハイヒール・・・っていうのはないと思いますよ。

去年あたりはちょっと融けかかっていたような気がするんだけど、なんか、完璧に凍っていますね。
それよりも、何よりも、風が強かったです。それほど冷たい風というほどではなかったのだけど、とにかく強かったです。
ちなみに、正直な話をしないことにすれば、スカートはやめた方がいいと思います。正直な気持ちとしては、ありがとうございました・・・なんですけどね(笑)
この続きは、また、そのうちやります。たぶん、もう1回か2回でおしまいになると思います。
この後、その2回目の記事をつくるか、松島の記事をつくるか、考えます。蔵王と松島の他に、すでに記事のできている「動物園」と「新兵器」もあるし、どういう順番でUPしたらいいのかも考えます。
カエサルも、いろいろとたいへんです(笑)
堪能しましたよ!。
3度も蔵王に通い、渋滞に並んだ甲斐があるというものです。
近々、「春の蔵王(2)」をお届けできると思います。
よろしかったら、覗いてみてください。