
カエサルくんの猿芝居、第1話「猿吉と猿太郎」

猿吉は、ドロボウです。 今日も、誰かの家に忍び込んで、竿の滴か、濡れ手で粟・・・ってなことを狙っています。
猿吉 「しめしめ、よく眠ってやがるぜ・・・。」

猿吉が忍び込んだのは、猿太郎の家。
猿太郎、ぐっすりと眠り込んでいます。
猿吉 「ほほう、けっこうもってやがるじゃね~か。」
・・・と、猿吉がほくそ笑んだそのとき、猿太郎がガバッと目覚めました。

猿太郎「てめぇ、人が気持ちよく寝ているところ、何してやがる。」
猿太郎、腕っ節には自信がある上に、短気。
お宝を奪われそうになって、見逃すようなことはしません。

猿太郎「てめぇみてぇなやつ、天に代わって、この猿太郎が成敗してくれる。 ええーい、アキレス腱固めだ~。」
猿吉 「ひぇ~、ギブアップです~。 勘弁してくださ~い。」

猿太郎「この世に、悪の栄えたためしなし。 これにて、一件落着。」

・・・ってなわけで、おしま~い。
界 | 門 | 綱 | 目 | 科 | 属 | 種 | 学名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
動物 | 脊椎動物 | 哺乳 | 霊長 | オナガザル | マカク | ニホンザル | Macaca fuscata |

アキレス腱固め・・・サイコー(笑)
猿のお尻って面白いですね。
子どもの頃、近所の公園にニホンザルがいたのだけど、すごく凶暴でね。
でも、まあ、それから五十年近くが過ぎて、こんなのをつくれるようになりました。
アキレス腱がためをかけられている猿吉のおかげかな。