The Viewpoint of LS-KIPPS

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LS KIPPS 板倉克典

少子化は和牛も??

2015-12-02 | ブログ

 

少し前の新聞記事から 「和牛」 の話題です

記事によると

『後継者不足などが原因で、「和牛」の子牛の頭数が減少、その結果、せり価格が大幅に上がっている』

とのこと

 

和牛も少子化 ということです

 

 数字的なものは

 和牛の生産農家が5年で3割ほど減少し 、その結果、子牛の売買頭数はこの3年間で1割減少

 取引価格は最大7割上昇 結果、スーパーなどでの小売価格も2割ほど上昇

 

 子牛の取引価格の上昇は凄まじいですね

 

朝日HPより

 

  上の図から分かりますが、和牛子牛は1頭672,000円で取引されています

 

肥育農家は67万で仕入れた子牛に餌を与えて大きく育て、販売業者にいくらで売るんだろう?

 

仕入れた子牛を30ヶ月ほど育てて、体重は700キロほど

ここからロッキーがパンチしていた吊り下げられた肉【枝肉】状態で約450キロ

さらに骨や脂肪などを取り除かれた状態が【精肉】約350キロ

大きくなった和牛1頭の取引価格はだいたい100万位のようですね

(過去には1頭5000万もついたことがあるようですが・・・

 

 下表は、子牛の取引価格・頭数ですが、ここ数年上昇がみられます。

年報畜産2015より

  

国産の食用牛肉には次の3種があるようです(養老ミートHP参考)

 和牛 

農耕用に飼われていた在来種で、明治以降に外国産の品種と交配を繰り返し、現在の肉質へ品種改良されました。

さらに「黒毛和種」と「褐毛和種」に分かれます。

 交雑種 

生産コストの引き下げを目的に肉用種と乳用種を交雑させた品種です

 ホルスタイン種 

メスは牛乳用ですが、オスは肉用になります

 

 

まあ、 米国産・豪州産の輸入肉が増えて、和牛の消費も減少気味

国内消費の低迷をうけて、政府は和牛の輸出を後押ししています

 

外国人からすると和牛の評価を良いみたいですし、欧州との取引も増えているようです

それは結構なこと・・・

 

日本人は国内産の肉を食わず、わざわざ輸入した安い外国産の肉を食う

輸入コストを入れても外国産牛肉の方が安いのだから、仕方ないんですが

 

 

 



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