厚生労働省が8月23日
最低賃金(時給)の改定額が全国の都道府県で出揃ったと発表しました
これは7月28日に厚生労働大臣の諮問機関である中央最低賃金審議会が示した
「平成28年度地域別最低賃金額改定の目安について」
をベースとして都道府県ごとに額を決定、その改定額が10月より順次発効するとのこと
昨年度の全国平均が 798円
そして今年度は 823円 で昨年度より25円アップ
朝日HPより
これは過去最高の上げ幅らしいです
労働側は嬉しいですけど、経営側は・・・でしょうね
最低賃金が一番高いのは、東京都 932円
一番低いのは、宮崎・沖縄県 714円
200円以上の開き 大きい
厚労省HPより
近畿の府県を見てみると・・・奈良県・和歌山は低いです
アルバイトするなら奈良県より京都・大阪に行くべき
ここ数年は最低賃金はどんどん上昇しています
朝日HPより
とはいえ、街頭インタビューなんかを見ていても、
みんなそんなにハッピーな意見ではありませんね
8月26日に発表された 「消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)」 をみても
ここ 5ヶ月は前年同月比でマイナス・・・
つまり物価上昇を狙っている日銀・政府の思い通りには行っていないのが現状
みんな財布の紐を緩めようにも、入ってくるもの(賃金)が増えないと・・・
ある程度強制的に賃金を上げる (この効果は少しずつ現れてきています )
政府が明るい未来を示し、国民のデフレマインドを改善させ、消費を喚起させる
企業収益が上がり正規・非正規ともに賃金をさらに上昇させる
みんな理想は分かっていますが、思い通りにならないのが現実
デフレマインドの改善は何よりも難しいでしょう
値段の高いものが安くなれば、みんな喜んで買いますが、
逆はそう簡単にはいきません
よほど賃金が上昇するか宝くじにでも当たらない限り