The Viewpoint of LS-KIPPS

気になる新聞記事や本について、私の視点で書いています。

LS KIPPS 板倉克典

別角度で見てみると

2014-10-30 | うんちく・小ネタ

今朝の朝日新聞でちょっと気になった記事を紹介します

 

ドイツの中心部の航空写真(宇宙ステーションより)

 

2014_10_30_west_east_germany

 

街の左側は 白い照明 で、右側は 黄色い照明

(この黄色い照明は「ナトリウムランプ」と言って、トンネルなどに

使用されているのを見かけますが、安価であるという利点があります)

 

ちょうどこの境界部分に『ベルリンの壁』があり、

 

この壁を境にして、旧西側ドイツと旧東側ドイツに分断されていました。

つまり、旧東ドイツの領域には、未だにナトリウムランプが

多く使用されているのに対して、西側ドイツの領域は蛍光灯やLED照明

へと変わっているという事実が読み取れるわけです。

しかし、ベルリンの壁が崩壊して2014年11月9日で25年になるようですが、

未だに、旧時代の名残が残っているという事実に驚きました。

街のインフラだけでなく、所得に格差・教育の格差なども残っているようです。

旧東ドイツの現在の平均所得は、西側の8割

学校での1学級の人数も旧東ドイツ側は少なく、ほとんどの

学生たちが、西側へ就職していくという現実もあるようです

衛星写真から、一国の歴史的背景の違いが分かるなんて、

物事を多方面から見ることの重要さ が分かりますね

 


大学入試改革 推進派 その②

2014-10-27 | 受験・学校

前回に続いて 入試改革 の話です

現行のセンター試験の仕組み自体はガラッと変わるようですが、

大学入試で重視される2つのテストが採用されることになります

2014_10_27_college_test_reform1

「高校基礎学力テスト」

こちらは、高校在学時に2年生・3年生を対象に

 必修科目を対象とした基礎学力の到達度を測るテストで、

見方を変えれば「基礎学力を保証する証」のようなもの

学生を受け入れる側の判断材料の1つとなるようです

しかし、大学側が入試に利用する場合は、参考程度で

直接の合否判断材料にはしない・・・ようです

現行の「調査書」みたいな存在かな?

「大学入学希望者学力評価テスト」

現在のセンター試験に替わるテストで

教科書の範囲を超えて、思考力・判断力・表現力などを問うもの

これは単一の科目内容ではなく、複数科目にまたがるような問題を導入するようです。

中学入試に見られるような「国語と理科が混じったような問題」ということでしょう

2014_10_27_college_test_reform2


まだまだ先の話ですが、試験名がどうであれ、選抜の試験を実施すること自体は

現行と同じでしょうけど、テストの中身が知識や解答テクニックだけで

何とかなるような評価方法ではなくなるということです

結構結構!

英語に関してなんて、もっと積極的に英検やTOEICの活用をすれば良いと思います

もう日本人しか勉強していないような(日常で決して使うことの無い)表現を教えるのは

私としても本当は気が進んでいません

入試に出るという理由で教えているに過ぎませんから


大学入試改革 推進派 その①

2014-10-25 | 受験・学校

数年先に「大学入試センター試験」が変わる

というニュースはちらほら聞いていましたが、

今朝の新聞に、その変革スケジュールの概要が掲載されていました。

大学入試の際

『1点を争うような知識偏重型の選抜方法』 から

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

『知識の活用・思考力・判断力・表現力など

 人間の中身を総合的に評価できるような選抜方法』

へ大きく転換するべき  というもの

現行の筆記テストで 数学○○点 英語△△点 という評価の方が

パッと見は分かりやすいですし、大学側も事務的な処理は楽でしょうが、

その学生が持っている 学力とは異なる部分の能力 は評価出来ていないのも事実

しかし、この能力を測るような選抜方法って、考えるのも運用も簡単では無さそうですね


化学の日?

2014-10-24 | うんちく・小ネタ

新聞の一面広告に

10月23日「化学の日」

「どういうこと?」と思っていると

 アボガドロ数 『6.02×100000000000000000000000』 10の23乗

アボガドロ定数とは・・・

1molの物質中に存在する粒子の数が6.02×10の23乗個

「そういうことね 納得納得

2014_10_23_chemistry_logo_3

 

日本化学会 などの4団体がこの23日を含む1週間を

「化学週間」

 

として制定しているようです。

化学は嫌いではないですけど、初めて知りました

昔、別の塾で小6対象のクラス講義で天体の分野を教えていた時に

「光は1秒で30万km進むけど、1年なら何km進むか計算して!」

と言っていたのを思い出しました。

みんな「そんなん分からない~」ではなく、われ先に計算しようと試みていました

こう思えば、彼らはエライ

これは天文で言う「1光年」に当たり、計算すると

1光年=9.46×1000000000000km ←10の12乗 となります


合格おめでとう

2014-10-06 | 日記・エッセイ・コラム

11月から大学の公募推薦入試が始まりますが、

 

それより早く決定してしまう制度?システム?に

 

指定校推薦AO入試などがありますね

 

これを利用してKIPPSの高3生が

 

『近畿大学(法学部)』

 

で推薦をもらえたようです

 

私はちょっと「??? 」という感じでした

 

公募推薦入試を控え、過去問題を演習し

 

「どの学校のどの学部にするよ?」なんて話をしていた矢先のことだったので

 

本人は、ダメ元で推薦の申込みをしていたようで、私には言っていなかったとのこと

 

まあ、この生徒の評定はそれなりにありましたので、結果、推薦をもらえたのでしょう

 

それはそれで有りなのかな?

 

推薦で入った生徒と一般入試で外部から入った生徒では

 基礎学力に雲泥の差があることも事実

 

このあたりのギャップを卒業までに埋めることが彼の残りの仕事でしょう

 

しかし中学校時代にクラスで20番台であった彼

 KIPPSに通い始めて、高校2年~3年でクラス10番以内をキープ

 一番良い時はクラス3番まで順位を上げることができましたので、これも

 評定にはプラスに寄与していることは事実

 

一つの戦略といえば戦略か

 

「近大 法学部 おめでとう 」    これから頑張れよ