LoveWine?

ワインにまつわる、つれづれ。

ぶどうの様子 9月9日(収穫~仕込み その2)

2007-10-20 17:22:56 | ぶどう栽培(グレイス栽培クラブ)


(前回からの続き)

手除梗・・・・
プチプチっと実を取るわけだから、きっと楽しいんだろうなぁ・・・

・・・と、楽観的な想像をしていましたが、見事にハズれました(笑 

といいますのも、ぶどうの収穫は2600キロ。
すんごい量です。
参加人数は50人弱でしたから、単純計算でもひとりあたり52キロ! どっひゃー



単に、ぶどうの実だけを外していくというだけでなく、
病気になってつぶれかけている実や
成熟していない青い実、特には小さな虫なども取り除いていくため
けっこうな作業なのです。

作業時間は、なんと5時間!!
黙々と、ぶどうと戦う数十名・・・(笑
同じ班になった方々との、楽しい笑い話が無ければ
乗り越えられなかったでしょう、きっと。



ぶどうちゃんのアップ。



今回のはメルロー。
黒ぶどうですが、実は薄いグリーンという感じ。
赤ワインの赤色は皮の色、というのにナットク。

こんなに丁寧に手で除梗したぶどうで仕込んだワインが
美味しくないわけがありません!
ますます、2年後に届くという1本が楽しみになりました。

次回はいよいよ、破砕のシーン!!


ぶどうの様子 9月9日(収穫~仕込み その1)

2007-10-16 21:26:35 | ぶどう栽培(グレイス栽培クラブ)
いよいよ初回の収穫となったこの日。
朝6時(!)から1時間半ほど、
グレイス栽培倶楽部会員+同伴家族の合計40名が参加して行われました。
なぜこんなに早朝から!?・・
・・それは、ぶどうの温度が上がる前に仕込むことが大切だからなのだそうです。

起きれるかな??と思いましたが、眠い目をこすりながら3時に起床。
ガラガラの中央道をすっ飛ばして畑に向かいました。



早朝の鳥居平は、なんとも清々しい空気に包まれていました。
経験したことが無い爽やかさです。
早起きしてヨカッタ!!

これが、甘く甘く熟したメルロです。



収穫は、各々が収穫用のハサミを持って
ぶどう(この日はメルロ)の房を落とし、専用の黄色いカゴに入れていく作業。
見てください!このなんとも言えない、美しい青紫色。



月に一回程度とは言え、
何ヶ月ものあいだ面倒をみてきた葡萄を収穫するその瞬間は
感動的でしたよ!!

プチプチと手早く、でも丁寧にひとつひとつ落としていきます。
このあと小型トラックに積んで、ワイナリーの工場へ。



ひとつのカゴには、11キロのぶどうが入るように調整。
後々重さを量ったら、なんと2.6トン(2,600キロ)もあったそうです!!

このあとは、ワイナリーの工場に移動して次の作業「手除梗」です。
これがまた大変でした!!!(続く)

ぶどうの様子 8月19日

2007-10-15 21:20:59 | ぶどう栽培(グレイス栽培クラブ)
久々の更新となりました。
毎日、何名かの方が遊びに来てくださっているようで、ありがとうございます。
毎度のごとく不定期更新となっておりますが(苦笑
気が向かれたときにでも訪れていただければ幸いです。

さて今回は8月のぶどうの様子です。
葉は太陽光を浴びてすくすくと繁り、ぶどうの実は色づきが濃くなってきています。





次回の記事は、9月に入ってからのメルローの収穫と、「手除梗」についてです。
「除梗」とは、ワインを仕込む際、ぶどうの房から茎部分を分ける作業のことです。
非常に手間のかかる作業なので、大抵の場合は「除梗破砕機」といって
ぶどうの茎と実を分けて、さらにクラッシュする機械を使います。

はてさて、人手による除梗作業はいかに・・・・・・・・


ぶどうの様子 7月7日

2007-07-13 22:24:50 | ぶどう栽培(グレイス栽培クラブ)


この日の天気予報はずっと曇り時々雨でしたが
当日は雨は降らず、
作業にはちょうどよい曇り加減となりました。



ぶどうの枝はぐんぐん伸びていました。
この日の作業は「摘芯」、誘引の続き、副梢除去、「摘房」。

「摘芯」というのは、ぶどうの葉が光合成をしてできた栄養分が
できるだけブドウに行くように
枝の先端(成長点)をカットする作業です。
カット作業に使う道具、写真を撮り損ねましたが
園芸に使うような、持ち手の長い大型のハサミみたいなものです。

「摘房」は、実の量を適正にするために
多すぎる実を切り落としたり、房を小さくしたりすることです。

ぶどうはビックリするくらいに大きく成長していました。
このあいだ見たときはせいぜい10センチ長だったのが倍ぐらいになり、
直径1ミリ程度だった実は7~8ミリ程度に。
教えてもらいながらとは言え、これにハサミを入れるのは
素人には勇気が要ります(笑



まだまだ固く、かじると渋くて酸っぱいです。



7月下旬から「ヴェレーゾン」といって葡萄が色づく季節を迎えます。
次回の作業は、7月22日の予定。


ぶどうの様子 6月9日

2007-06-21 00:08:07 | ぶどう栽培(グレイス栽培クラブ)


6月9日の様子です。
この日はお天気が思わしくなく、レインコートと長靴持参での作業でした。
朝はものすごい土砂降りで、どうなることかと思いましたが
不思議なことに、作業をするときだけうまく小降りになってくれました。

枝の丈は、大きいものでは2メートル以上にもなっていました。
成長が早くてビックリ。

今回の見どころは、ぶどうのお花。
写真が開花した状態です。
えっ、コレが花?と思われるかもしれませんね。
チロチロ花火みたいなのが、おしべ(かめしべのどっちか)です。

葡萄のお花は緑色。小さいですが、ちゃんと花の形をしています。
花のつく向きが普通の花と逆になっているのが特徴的です。
図がないとちょっとわかりづらい話なので
興味のある方はネット検索などしてご覧になってみてください。

今回の作業は、枝の誘引。
葡萄の樹が延び放題になっているので、まずはそれをほぐして
不要な枝を取り除きます。
不要な枝の判断は、葡萄の房の数や枝の良し悪し、位置などです。
今後の成長を予測しながら(来年のことまで考える)判断するのですが
これまた素人には難しく、ついつい農場長の方に助けを求めてしまいます。

そして、端から端まで張ってある2本のロープみたいなものに枝を挟んで
位置を整頓していきます。
この作業によって、選び抜かれた枝たちがまっすぐ上に伸びていき
葉が光合成をし、ぶどうが大きくなっていくわけです。

この作業をした後は、畑がスッキリ整頓された感じになります。
次回の作業は、7月中旬の予定。