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夏とある検事のこと

2010年07月21日 00時19分05秒 | weblog
遠い遠い昔。私がまだ、18歳の高校生の頃のこと。
当時、有楽町に近い場所にあった映画館で知り合った、その彼とつき合っていたんですね。
その頃、彼は、42歳。
2人の娘の父親だったけれども、検事だったんです。
旧制高校から、東大の法学部。
そうした経歴の人で、非常に端正な風貌の紳士。眼鏡をかけていました。魅力的でした。
仕事の帰り、時間のできた時に、私の住んでいた4畳半のアパートに寄って、セックスをして、帰っていったんだけれども。
私が受験生だったりしたこともあって、英語の参考書など、持ってきてくれたことなどもありました。色々と話などもしてくれて。
その本、まだとってありますね。彼の思い出に、ということになりますか。

今、夏。
そんなことで、思い出すことがあるんだけれども、それは彼の言っていたこのようなこと。

「夏のこの季節、駅の階段などで前を上がっていく高校生位の少年の尻を見ると、なんともね。刺激されてしまうんだね」

そんな言葉。
立派な職業を持つ、端正な紳士。そうした彼の、本音。リアルに想像できるようなシチュエーション。
そんなことも、夏の記憶にはあります。




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