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ログハウス21日記

『北海道ログハウス建築日記』の旧ブログです

断熱と気密

2006-06-08 10:21:12 | ログハウス

Dannetu 断熱と気密のお話。

弊社では壁と天井の断熱は機械で吹き込んでおります。理由は狭い所でも隙間無く均一に充填できる為。手詰めでどれだけ慎重に施工したとしても人間のやる事なので人によってムラが出たりします。寒さの厳しい北海道において、断熱工事は非常に重要であります。あとで施工のやり直しがやりにくい部分でもあるのでここはしっかりとした工事をしたいものです。

ログハウスの場合、ロフト以外の1F壁の断熱は大部分が木になります。ここでも重要なのが、木と木の間に隙間を出さない事。横に詰まれた木の間には、断熱材やフェルト材などを敷いて隙間を無くしていますが、その他にも気密を高める為の処置を弊社でも独自に施しています。マシンカットだと狂いの少ないラミネート材が一般的になってきましたので、かなりの気密化が可能になってきました。もし、セトリングの段階で割れや隙間が生じた場合は、後から埋めてあげれば良いだけです。マシンカットの場合で言うと、築後2年もすれば乾燥は落ち着くでしょう。

ログハウスは寒い、というイメージを持たれている方がいらっしゃいますが、要は施工次第です。これはログハウスに限らず、一般住宅でも同じなんですね。断熱と気密の考え方を正しく理解して、しっかりとした施工をしていれば夏は涼しく、冬でも暖かいログハウスが可能になるのです。


今年は登山?

2006-05-27 13:34:28 | アウトドア

Youtei 春の羊蹄山。

あたりの雪はほぼ無くなりましたが、山にはまだスキーができるのではないかと思うくらいの雪が積もっています。

雪がすっかりなくなる頃になったら、今年は見るだけじゃなくて、少し登ってみようかと考えています。でも、果たして体力が持つかどうか。ちなみにこの羊蹄山は登るにはかなりハードらしいので、登るならここじゃなくて初心者コースの山を選びますけど。

実現したら、高校生の時に、修学旅行で山に登って以来かも。


ナチュラル&シンプル

2006-05-21 14:27:44 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 余市での工事が着工しました。

今年の余市は積雪量が例年以上に多く、雪解けも遅かったので少し着工が遅れましたが、最近は天気の良い日が続いているので工事も順調に進んでおります。

ここプロヴァンスの丘は、海を見下ろす方向にゆるやかな下りの傾斜地になっているので、眺望が素晴らしいのです。写真にはうまく写りませんでしたが、シリパ岬がくっきりと見えました。周りの木々も驚くほどの早さで緑色に色づいてきて、白一色だった冬の景色を思うと、生命の力強さを感じてしまいます。

今回の建主様のコンセプトは「ナチュラルで使いやすくてシンプルなログハウス」です。ここプロヴァンスの丘の自然にもぴったりと合いますね。昨日、建主様の手づくりチーズケーキを頂きながらお打合せをしましたが、完成したログハウスで作る(食べる?)料理もまた一段とおいしいんでしょうね。。。昨日はどうもごちそうさまでした。


定期点検

2006-05-13 20:09:22 | ログハウス

今日は、以前建てたお客様宅の1年目点検に行ってきました。

室内側の丸太の乾燥が進んでいるので、収縮による割れはありましたが、それ以外は特に問題なく、快適にお過ごしになっているようでした。他にも外部のコーキング、基礎、塗装の状態をチェックしたり、内部は柱、梁の垂直水平を見て、床下にもぐって乾燥状態を確認します。当然設備の配管状態もチェックします。最後にお客様から気になるところなどをヒヤリングして、チェックシートに記入していくのです。

今まで色々なログハウスを見てきていますが、それでもこうして建築後の点検に来ると、良い意味での新しい気付きがあったりします。その気付きを感知できる感性は大切にしたいし、それをいつまでも持ち続けられるように自分をもっともっと磨いていきたいですね~。


キット到着

2006-05-11 20:03:27 | ログハウス

Dlog D型ログのキットが到着したので、現場へ行ってきました。

午前中は雨の予報でしたが、日頃の行いが良いせいか、なんとか雨は降らずに済みました。まずは一安心。^^;

今回の現場は敷地がかなり広いので、必要な分だけキットを敷き並べることができます。これが、住宅密集地だとそうはいきません。保管する場所が限られてしまうので、分割して納入するなどの工夫が必要になってくるのです。敷地内に保管できない場合、すぐに使わない材料などは会社の倉庫で保管・管理をしています。

一括して輸入されるキットの場合は材料の管理にいっそうの気遣いが必要なんです。

写真はD型ログのノッチ部。梱包を開けると木の香りが、むわぁ~っと広がります。


むつみ屋ラーメン

2006-05-03 14:40:43 | 日記・エッセイ・コラム

Mutumiya ラーメン好きだと前に書きましたが、ここのラーメンもオイシイです。

月形町にある「むつみ屋」の総本店は、ウチで建てたハンドカットのログハウスなんですが、ラーメンとログハウスが好きな人にはたまらないお店ですね(笑)。

建物を管理しているので定期的に行くのですが、お腹が減っている時に行くと仕事を忘れてカウンターに座りたくなってしまいます。。。建築当時に、ログハウス・オブ・ザ・イヤーを受賞したほど格好よく凝った造りなので、食べながらのログハウス鑑賞もオススメです。150Mくらい離れたところに同じくウチで建てたダブテイルもあるんですよ。

ぜひこの連休にご家族、友人と行ってみては如何ですか?月形温泉の向かいにありますよ~。


春の吹雪

2006-04-29 13:56:38 | 日記・エッセイ・コラム

Bihorohokudari 今週初めに通った美幌峠です。

頂上付近は吹雪いてました。。。道東に季節外れの雪が降って、あたり一面は銀世界に逆戻りです。

この出張が終わったら夏タイヤに交換しようと思っていたので、無事に車を走らせる事はできましたが、もう雪のない道に慣れ始めたこの時期の雪道運転は、神経を余計に使うので疲れます。

そんな事もあり、いつになったら春が来るのかと思っていたら、今日はとても気持ちの良い天気になりました。GWも天気良さそうだし、外に出る機会も増えてきそうです。

さすがにもう雪を見ることは無いでしょう・・・・。


ふきのとう

2006-04-22 20:06:06 | 日記・エッセイ・コラム

雪が溶けてきたので荒れていた加工ヤードを整理しています。

広いヤードなので全部を一気にやるのは大変ですが、雪の景色の中でやるよりも、これから暖かくなっていく季節の中でやる方が気持ちは当然前向きになりますね。

今年は会社周辺の雪が無くなるのは早かったのですが、なかなか暖かくなりません。風が強い日の体感温度はまだ冬を感じさせます。でもヤードの土手にはふきのとうが芽を出し始めました。

じっと我慢していたものが動き出すかのように、北海道のベストシーズンがジワリとやってきます。

冬が苦手な私にとって、ですけどね。。。


温泉。

2006-04-15 08:21:27 | 日記・エッセイ・コラム

Rotennfuro 弟子屈の現場も完成間近です。

温泉付きの土地なのでお風呂はもちろん温泉で、しかもデッキ付きの露天風呂まで造っちゃいました。建主様一番のお気に入りの場所になりそうですね。内風呂には壁と天井にヒノキの板を貼っています。温泉を入れて湿気を帯びるとヒノキの香りが増してくるのです。身も心も癒されそうです。

うらやましいですね~。

試験運転の為に、先に私がお湯を張って入った方が良いかも知れません。。。(笑)


シバレ

2006-04-11 22:00:23 | ログハウス

Kiso 雪が溶けても寒い日が続きますね。

今日は最高気温10度だっていうのに、風が強く体感温度は氷点下くらいに感じました。でも、こんな日が続いてだんだんと暖かくなっていくのでしょう。

先日から着工している安平町の現場では基礎工事が進行中です。ここの現場も弟子屈町と同じで、凍結震度が1mもあり、この状態で見ているとちょっとした高基礎のように見えるのですが、実はこの2/3が土中に埋まってしまうんです。

凍結震度が1m、と言う事は、そこまでの深さで基礎の底板を作れば大丈夫、と言う深さなんですが、それでも50~60cmくらいまでは平気で凍ります。土が凍るとどうなるかと言うと、まず、スコップでは掘れません。機械でも厳しいときがあります。しかも「シバレアガル」のです(凍って膨張して土が盛り上がる)。つまり、凍結震度を守らないと家が盛り上がっちゃうのです。恐ろしいですね。

このがっちりとした基礎の上にはマシンカットが組みあがる予定です。