お.寒.い.電.子.工.作...

技術もノウハウも知識も情報も人脈もコネもカネも測定器も無いけど、たまーに電子工作に挑戦する「ゆるーい」ブログ。

トラ技 増刊 DDS基板付き

2012-10-11 21:09:38 | CQ-DDS

「雑誌」に基板とCD-ROMが「付録」として付くようになってからどのぐらいたちますかね。

先月、4200円もする雑誌「トラ技 増刊 [すぐ使える] ディジタル周波数シンセサイザ基板[DDS搭載]」を購入。過去に秋月のDDSキットを使ってSSBの受信機を作ってみたことがあるので、その素晴らしさは個人的には感動しているDDS。

しかし、さすがCQ出版社の雑誌。本文の中に、DDSの長所/短所がしっかり書いてある。この雑誌によって、「何と、そうだったのかッ」と、知見をリフレッシュすることができたのはラッキーだった(要するにそれまでの知見は『誤っていた』ということ)。

PCと、TeraTermと、USBケーブルがあればこの基板で実際に20MHzくらいまでの信号を発生させることができる。うまく作ってあるものだなぁと思った。

 


100円ラジオ+VHF・FM送信機

2012-04-22 20:17:33 | 無線関係

中波放送の24時間録音をやってみようと突然思い立ち、窓際に置いた100円ラジオの出力をPCに接続してみたのですが、どうにもノイズを拾ってしまうようでNG。、「長いケーブル」がノイズを拾って100円ラジオの受信部に影響を与えてしまうのかも知れないが、詳細は不明。

試しにFM放送を受信してPCに入力すると、全く問題なくクリアに録音できるので、100円ラジオの出力を90MHzのFM電波に乗せて発射し、FMラジオでこれを受信することにしました。

100円ラジオのイヤホン端子には負荷(今回は適当に75Ωにした)を接続しないと信号が出ないようです。

手早く作ることを最優先にしたので、「動けばよい」というレベル。2SK192Aで発振、1SV103でFM変調をかけます。回路図にはチョット誤りがあります。1SV103はカソードコモンの2個入りなので、2つのアノードをGNDに接続します。

FM変調出力は2SK192Aのドレインから取り出し、おなじみの2SC1906でバッファして、アンテナ(30cmくらいのビニール線)に接続します。

さて、結果ですが無事に電波が出て、FMラジオでめでたく受信でき、PCでめでたく録音できるようになりました。作成した基板は現在窓際で稼動中なので画像がありません。

録音用のソフトとしては、フリーで完成度の高いものがいろいろ公開されているわけですが、「機能不足で野望が潰えてしまうのは避けたい」と考える結果、自分で録音ソフトを作ってみることにしました。

完成度はまだまだですが、一応録音できるようになりました。出力ファイルはmp3で、ビットレートは80程度に抑えました。一時間で35MB程度となります。一日分では840MB。一ヶ月では26GB。一年分ともなると312GB。音声を保存するのもいいですが、番組表も保存しておかないと「聴きたいモノ」を探すことが出来ません。


マイブームはABR(エアバンドラジオ) --- その3

2012-04-15 16:30:20 | ABR

一応、シャーシに収めました。

しかし、シャーシに納めてみると問題山積み。

(1) 内蔵スピーカーの振動が、コイル関係を振動させて、ハウリングを起こす

(2) 信号強度をLCDのバーグラフで表示しているのだけど、これがノイズを出す。マイコン→LCDへの表示データの送信時にノイズが出るものなのか、LCDが、受け取ったデータを処理するときにノイズを出すものか、不明。

そういう状況なんで、「完成しました」とは言えません。

 


秋月 AE-PICPGM USB1 導入

2012-04-04 19:56:20 | 秋月キット

これはキットというよりも完成品な訳ですが、こんな感じ。

 

PICマイコンも16F886あたりになると、従来の「AE-PICPGM II」ではデータ転送時間が長すぎて、デバッグのテンポ(?)が乱れがちでしたので、この点を解決したライタを新規導入しました。

付属CDでチョコチョコっとインストールしたら、すぐに使えるようになりました。

転送速度が圧倒的に速い。ホント、「あっという間」です。このライタとともに16F886も「大人買い」したので、しばらくの間は楽しめそうです。


秋月アンプの組み立て---その1

2012-04-01 09:41:49 | 秋月キット

いつごろ購入したものか、全く思い出せない秋月のアンプキットを作ってみることにしました。

uPC1230H2というICを使用したパワーアンプで、出力は20W。

ICの放熱は、シャーシに直付けするために、変則的な取り付け方になってます。本来は「基板に立たせる」ような格好になるのですが、寝かしつけています。

今回、電源も作ろうと思って、ラジカセから取り出したRコアの電源トランス(薄い!)を準備、シャーシも手持ちのモノを準備。

ところが、シャーシの厚みが電源トランスよりも低くて、トランスが接触してしまうのでした。シャーシを自作する根性は無いので、次回アキバに行ったときにでも適当なのをみつくろって買ってこようと思います。

基板はあっという間に完成し、ちゃんと動作することを確認しました。


マイブームはABR(エアバンドラジオ) --- その2

2011-09-11 22:57:34 | ABR

移動での運用(?)を考慮し、電池でも動作するようにしたいと考えて、電源回路を作ってみました。当初、ニッケル水素単2×2本で5Vと12Vを作り出そうとしました。

5Vについては、100円ショップで売っている「USBポート付き充電用電池BOX (CW-130DEN)」から取り出した部品で十分にOKだったのですが、これらの部品で12Vを作り出すのは難しいので、NJM2360で12Vを作ったのですが、電流が取れないようであり、そもそもこのICの入力電圧は2.5Vからのようなので、あっさりと方針転換、ニッケル水素単2×4本としました。

一応、エアバンドラジオを駆動できましたが、電源のノイズに対しては、何等考慮していないので、受信した音声はノイズっぽく聞こえるような気がします。

なお、NJM2360の回路においては、電流制限は行っておりません(適切な抵抗を準備するのが面倒だった)。

 


マイブームはABR(エアバンドラジオ) --- その1

2011-08-29 05:38:52 | ABR

前回の「マイブーム」で作成した144MHz帯SSBラジオは、アンテナを含む受信環境がいまひとつよろしくないせいか、「なかなか聴くことができない」ので、並行して別のラジオを作ることにしました。

144MHz帯に近く、電波が頻繁に出ていそうなバンドとして、118MHz~136MHzあたりの「エアバンド」を受信するラジオを作ってみることにしました。

18MHzもの幅をフルにカバーするのは大変なので、とりあえず「よく聞こえる周波数」のあたりに的を絞って受信することを考えました。

構成は、ダブルスーパーヘテロダイン。中間周波数455kHzに変換できる局発が得られるなら、シングルスーパーヘテロダインでもよさそうなものですが、うまく作ることができなかったので、ダブルにしました。

第一局発はPLL周波数シンセサイザにより12.5kHzステップで作ります。VCO自体はTA7358の局発部分を用いています。左下の7セグLED4桁は、周波数に対するチャネル番号を表示します。

アンテナから入力した信号は、TA7358に入って、10.7MHzに変換し、セラミックフィルタを経て次のTA7358に入り、ここで10.245の第二局発により455kHzを取り出します。

TA7358には、水晶をくっつけてもちゃんと発振するようです。

455kHzの第二IFは、2SC1815二段で増幅し、!N60(1K60)または1SS108のような、「検波できるダイオード」で検波して、AFを取り出します。それを、LM380で増幅してスピーカーを鳴らすという構成になっています。

一応信号は受信できるものの、屋内でこの周波数帯を受信する場合の特徴として、

「受信する信号レベルの違いが激しい」

ということがあげられます。基地局(?)の信号は強いのですが、移動局(?)の信号は本当に弱く、できれば両方受信したいことを考えるとうまく動作するAGCが必要になります。

AGCは非常に難しいもののようで、「ちゃんとしたもの」を作るのは最初から諦めて、ダイオードによる可変アッテネータ(自称)を構成することにしました。

このような構成の場合、使用するダイオードはPINダイオードを用いるものだそうですが、残念ながら手持ちが無いので、1S1588を使いました。

1S1588の両端に220Ωをぶら下げて、出力側(カソード側)の220ΩはGNDに接続、もう片方の220Ωは0.001uF//47uFを介してGNDに接続。入力側の220Ωと0.001uFの接続点Pに電圧をかけると、1S1588はONになって、信号が通過しますが、電圧をかけないと1S1588はOFFになって、信号が通過できません。

検波段から取り出したAF分(検波用ダイオードの向きは、GNDに対して+の出力を得るようにしてある)を、2SC1815で増幅して極性を反転させ、上記説明のP点に加えると、どうやら一応それなりに動作するようです(そのように聴こえたような気がします)。

2SC1815のコレクタに接続する負荷抵抗を変化させることで「効き」を調整できるような気がします。

完成度はいまひとつといった感じで、もう少し工夫してなんとかしたいと思います。


マイブームはVFO その38

2011-05-08 23:51:34 | VFO

 

IF部を作り直しました。

この手のIC(FMラジオやテレビのIF増幅用)は、ゲインが高く、生半可な配線をやるとすぐに発振してしまって、悩むことになります(『その37』の基板を参照)。

今回は手持ちの関係でTA7061を使ったのですが、やはり発振してしまって、真面目に基板を作ることにしました。

とは言っても、プリント基板を作るのではなく、両面基板に「発振対策」を念頭に置いて、穴をあけて組み立てました。

何という工法なのか勉強不足のため、名称が特定できませんが、要するに、

(1) 穴をあける

(2) 両面からザグる

(3) GNDに接続するピンはザグらない→両面を接続する役割も兼用

ということで、ザグった裏面からは絶縁されたピンが出ているので、これに部品を接続していくわけです。わかりにくいですが、裏面から見るとこんな感じ。

基板の表側は、こんな感じ。右側が入力、左側が出力。

実は、二段目(左側)では、微妙に発振しているようなんですが、ボチボチ調整します。基板の作り直しも含めて。

この手のICは、長手方向に並べるのがイイようで、データシートにもそういうプリントパターンが出ています。9MHzだからといって配線をオロソカにできないんですね。


マイブームはVFO その37

2011-04-30 21:12:25 | VFO

IF部および、AF部を作成しました。

クリスタルフィルタは2個、SSBとCW用。ダイオードスイッチで切り替えます。

クリスタルフィルタの出力は、TA7061によって増幅され、平衡検波し、LM386でAF増幅し、スピーカーから音を出す、という感じです。

いきあたりばったり的に作ったので、出来栄えが良いハズがありません。一応、ラグチューしておられる局の更新が受信できました。しかし、「サー」というノイズが非常に多く、「たぶん、何かを間違えている」と思われます。

キャリア用の発振周波数の調整が微妙で、周波数カウンタを持っていないので性格に8.9985MHzにあわせることが出来ず、交信を聞きながらトリマを回すというような感じです。

信号は強力なのでしょうが、イマイチ何を言っているのかわかりません...調整がNGなんでしょう。もう少し粘ってみます。


マイブームはVFO その36

2011-04-23 12:08:18 | VFO

キャリア発振モジュールを作りました。

RFモジュールもIFモジュールも作っていないので、順番的には「?」なのですが、とにかく作ってみました。虎の子の水晶3個(8.9985MHz, 9.0000MHz, 9.0015MHz)を動員し、ダイオードスイッチ(1S1588)で切り替えられるようになっています。

虎の子の「クリスタルフィルタ」は、この後時期不定でIFモジュールに登場する予定です。八雲通信工業製の「YF-90H600」というやつですが、CW用もSSB用も型番が同じなんですね。紛らわしい。

購入したのは...ン十年くらい前ですが、当時でもなかなか売っていなかったんです。

ご参考:

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/74/75bfcd5162cf18f5bd69b8e5f4e8f177.jpg

左側の2個が八雲通信工業製のクリスタルフィルタです。3032のほうがCW用、3026のほうがSSB用と認識しています。

FRISK基板なので、チョット余ってしまいました。

この基板の出力は、平衡検波回路にブチ込まれるわけです。しかし、その基板はいつになるやら...