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陰謀のセオリー

2010-01-22 00:00:49 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 リチャード・ドナー
キャスト メル・ギブソン、ジュリア・ロバーツ、パトリック・スチュワート、スティーヴ・カーン、ジム・ヴァン・ウィック、ダン・クラッチオロ、ジョン・シュワルツマン
1997年 アメリカ
ジャンル:アクション、サスペンス

【あらすじ】
ニューヨークのタクシードライバー、ジェリー・フレッチャーは、毎日、乗客たちに世界に満ちあふれた「陰謀」を休みなく語り続けていた。そんな彼には、過去の記憶がない。ただ、アリス・サットンを守るという使命と"ジェロニモ"という謎の言葉だけが脳裏に焼き付いていた…。いったい彼は誰なのか。なぜアリスを守るのか。彼女にはどんな危機が迫っているのか。やがて謎は、一つ一つ現実の恐怖となって2人に襲いかかる。

【感想】
メル・ギブソン版「逃亡者」

この表現で説明できると思う。ジュリア・ロバーツをヒロインに起用し、国家権力の陰謀などを織り交ぜることで話を複雑にした印象を受けました。

最初はメル・ギブソン演じる主人公は「変人」として描かれています。その彼が主張する誰も耳を傾けない「国家の陰謀論」が実は事実であったために嗅ぎ付けたCIAが本気で消しにかかるという展開でストーリーは進行します。しかし実際の所は彼は単なる変人ではなくて過去にまつわる驚くべき真相が隠されていたという話です。

私は何の予備知識もなしに鑑賞したのですが、最初の30分は何の映画なのかさっぱりわかりませんでした。二人のロマンスかと思ったほどです。それがいきなり拷問される場面に切り替わるので驚きました。この「いきなり拷問」というシチュエーションは今となってはメル・ギブソンの映画らしいとも言えますが、少なくとも品はないです。私は失笑してしまいました。

ネタバレはしませんが、二人に隠されていた真相についてはそれなりに考えられているのではと思いました。ただ事件の黒幕については拍子抜けだった。期待させておいてそのままでしたという内容です。

映画全体としてサイコな雰囲気を出していますが、もう少し「逃亡者」のような真相究明に関する執念があると話は盛り上がったのではないでしょうか。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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