ブラインド・フューリー

監督 フィリップ・ノイス
キャスト ルトガー・ハウアー、テリー・オクィン、ニック・カサヴェテス、メグ・フォスター、リサ・ブロント、ショー・コスギ
1989年　アメリカ
ジャンル：アクション、リメイク

【あらすじ】
ベトナム戦争で視力を失ったニックは、助けられた村人のもとで刀の達人となり、20年ぶりにアメリカに帰国。かつての戦友フランクを訪ねるが、彼は麻薬組織に捕らわれていた。長剣のみを武器に、ニックは再び戦いに身を投じるのであった。

【感想】
母親が銃で撃たれて殺された後でいきなり金髪の外人が敵に向かって日本刀抜けば、普通笑うって。

母が殺されるという場面で、不謹慎にも思わず笑ってしまったのはこれが始めてでしょう。いや最初で最後になると思う。本当に勘弁して欲しい。

日本映画「座頭市血煙り街道」を、何とハリウッドでリメイクということになっていますが、失明した理由はベトナム戦争で友をかばって爆弾で負傷というどこがリメイクなんだよと言いたくなるようなアレンジがなされています。
しかもその役が「ブレードランナー」のルドガー・ハウアーというのがポイントだと思います。「ブレードランナー」ファンであればこの人が刀振り回しているのはそれだけで見たいと思ってしまう。しかもラストを飾るのがショー・コスギとの戦い。これにはしびれた。

人から見ると馬鹿馬鹿しいことを真剣にやっている姿というのは私は好きですね。これでも褒めてます。冗談ではありません。

ＷＯＷＯＷで放送していたので見ている人はそれなりに多いのでしょうが、これをわざわざブログに取り上げるような人間はよほどの物好きであると自分でも自覚しています。

コメディとして観るべし。

お薦め度：★★★★★★☆☆☆☆

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