FIVENINE佐久間雅一独言

いつまで続くか....
佐久間くんの悪戦苦闘仕事日記
たまに脱線あり

ひさびさの映画仕事 『がばいばあちゃん』!

2008-05-20 18:09:42 | Weblog
今日渋谷某ホテルにて映画がばいばあちゃんの製作発表が行われました。
僕は音楽スーパーバイザーとしてこの作品に携わることになります。
光栄です。

音楽スーパーバイザーって何?っていう人多いと思います。
ハリウッド映画のending roleを見ますと多くの作品にクレジットされてます。
簡単に言ってしまうと映画作品の中の音楽全般をトータルに
運営管理していく事でしょうか。とても重要なポジションですが、
日本ではあまりまだ定着してないかもしれません。
むしろ音楽プロデューサーという言い方でクレジットされる事が日本では多いですね。
(実際はそれも少ないかな)
いずれにしろ、音楽:dave grusinと出る作曲家では無論ありません。
今回は、音楽は我が盟友安部潤くん
元々彼がこのお仕事を僕に紹介してくださいました。持つべきものは盟友ですね。
もうDEMOも一度やったのですが、素晴らしい!!DAVE GRUSINか安部潤か..くらい良いです。
安部くんに感謝。

それはそれでいいとして、PRODUCERという言葉が今やARTSITだったり作家だったり.
クリエイターだったりENGINEERだったり、いろんな意味で広義になっちゃってるんで...
最近多くの洋楽の音楽CDのクレジットでEXECUTIVE PRODUCERというのが見られると思いますが
そう言った役割もしょってますね。実際には様々なジャンルのクリエイターが音を作っていくわけですが、
多くのサジェッションをしその作品をより高い次元にあげていくという場合とか
(JANET JACKSONとかそういう意味でのクレジットでしょう)
あるいはキャスティングの妙とか、詩、曲のジャッジとか(CLIVE DAVISとかその好例)
映画の場合ですとスピルバーグが自分で監督をしないけど、彼もコミットしたという事でこの冠がつきますね。
これはこれで様々ですが(出資したという事でその冠がつくという事も無論多々あります)
....説明になってないか(苦笑)

そういえば、日本のクレジットはジャパニーズイングリッシュと一緒で、ちょっと変梃なところが
あります。SOUND PRODUCEとか....これ完璧にそれですね。これは元々の向こうのクレジットにはまずないです。
向こうに友人にこれ何って聞かれて、変な顔されたなぁ。
ともかく、映画と音楽とでもPRODUCERとかEXECUTIVE PRODUCERとか全く意味が違ってきます。
面白いもんですね。またこれからも変わっていくんでしょう。
話がちょっとそれちゃったかな(笑)

ともかく日本映画作品における音楽スーパーバイザーという言葉は早く定着してほしいなぁ。

さて、話を戻します。
僕は日本映画の仕事は実に2年ぶり。前作は「アキハバラ@DEEP」。音楽は小西康陽さんでした。
今回はPRODUCERであるM氏と連携し、様々な周辺事項までご一緒させていただくことになりそうです。
この際、出演も出来ないかな(嘘..冗談です)。

全力でこの作品に取り組みます!
ちなみに、高島礼子さん....きれいでした。