母の「病気経過帳」 (ティッシュ箱はサイズ比較のため)
「9月10日(木)
S子と二人で行く(註・病院へ) 3時45分なので1時30分家を出る
2時30分頃着き4時ごろまで待たさM先生という女性の感じの良い先生、色々これからのことを説明してくれた
明日は10時までに行き検査を色々としてから抗癌剤の点滴を始めるようである
どんなことにも、がまんして元気になろう!
T也とMさん(註・T也の嫁)も来てくれた
Mさんは缶詰を持ってきてくれた 夕食のおかずに、と。
でも回転寿司ですませてしまった。
9月11日(金)
抗癌剤の初めての日
朝8時に家を出 9時10分頃に着き
①採血 ②腹と胸部のレントゲン ③採尿をして先生のお話を聞いて
点滴に入る 今日はベッドでやる
血圧を測り左手にしてもらう
①吐き気止め15分 ②抗癌剤30分 ③水15分
丁度1時間 帰りはモールに寄り買い物
気分は全然悪くならない。
Tさん(註・踊りの会の友達)に水をもらいに行き みんなに梨をくばる
夜になってN也・J子(註・母の妹)・Mさん電話来る
J子にはガンの話をした
21年9月12日(土)
今日朝のうち調子が良かったので動きすぎて
昼食後お腹が痛くなり出し、3回もオキノームをのんで眠ってしまった
夜はよく眠れた
歯医者にも行った
21年9月13日(日)
今日は朝のうちはお腹が張るような、つるような痛みがあったが我慢できない痛さではなかったが
昼食後腹がつるような引き裂かれるような痛さが出、横になるとよけいに痛くなりオキノームを1時間おきに2回のんだ
T也も来てくれて、オキノームは30分位はきいてこないので痛みだしたらすぐのむように言われ、
それでだめならもう1回のむように言われた
2回のんだら痛みがおさまり少し眠ったら気分が元にもどった
T也もすぐに来てくれてうれしい 子供達が心配してくれるのでうれしいです。」
抗癌剤を始めた頃。
時々痛みが出るもののそれ以外、母は普通に生活できていた。
普段あまりものを書くということがなく、字もうまいとは言えない母が
誤字脱字だらけながらも毎日ノートに病気の経過を書き込んでいる姿を想像すると
目頭が熱くなってくる。
「どんなことにも、がまんして元気になろう!」と決心していたが
このあと予想をはるかに超える、きびしい抗癌剤の副作用の嵐に見舞われるのである。
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