花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

八月の夜空。

2021年08月16日 | 空には雲があるように

 

星が瞬き、花火の音や匂いがしている

ろうそくの火が消えた後に残る蝋

一瞬溶けて、すぐに固まる

お盆には「ろうそくだぁせ」を近所の子たちの恒例行事だった。

「ろうそくだぁせ、だあせぇよ~、だぁさないと、かっちゃくぞ、おまけにくいつくぞ」

その時期、歌を歌う子供たちの声がどこからともなく聞こえてくる

家、一軒一軒を訪ね歩き、提灯を手に持ち、みんなで歌うのだ

すると家の中から、小さな蝋燭の入った箱を手に持つ

その家に住む誰かが出てきて、蝋燭を数本ずつくれる

それを浴衣の袂に入れて(たくさん、たまるのだ)家に帰る。

午後8時くらいかな、解散したのは。

楽しい時間だった。

浴衣を着ることも、特別な感じ。提灯を一つ一つ持つ、その中で揺れる蝋燭の火

ろうそくをもらうことが嬉しかった。

持ち帰ったろうそくは、家の戸棚の引き出しに仕舞われた。

夜の少しひんやりとした空気

夜にみんなで歩く

知らない人のお家をたずねる

わくわくしたり、どきどきしたり

優しいおじさん、おばさんだったらいいな(みなさん、とっても優しい)

年齢も違う近所の子たちとのかかわり

楽しかった思い出です。

夜空の月を見上げて、不思議と思ったり、すこし怖いと思ったり。

 

ニチニチソウ

今日もたくさんの花を咲かせる。

スーパートレニア

昨年残っていた小さな苗

今年また咲いた

とても嬉しいです。

 

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