花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

積読から一気に読むへ。~休みの有効的な使い方~

2020年05月08日 | 

仕事が休みになり

あっという間に2か月が過ぎた。

積読していた本を読み、内容をまとめることにしている。

2020.5.5読了

『決断力』 羽生善治 角川新書

 

将棋を指す上で一番の決め手になるのは「決断力」だという。

・大局観を持つ・・・本質を見抜く目◎(感性(※)とのバランスが良ければ、ぎりぎりの勝負で力を発揮できる)

                  ※感性はさまざまな刺激によって研ぎ澄まされてゆくもの

・常識を疑う・・・「そんな馬鹿な」と思われることから創造は生まれる 

・事前研究・・・手強い人は研究が万全な人

・集中力・・・①海に潜るステップと似ている◎(潜るときはゆっくりと水圧に体を慣らしながら潜るように

                       集中力もだんだんと深めていかなければならない。段階をうまく踏め

                       た時、非常に深く集中できる)

       ②面白いと思うから続けられる

       ⓷根気が基盤となっている

・ミスの法則・・・相手がミスする→自分もミスする→帳消しとはならず後からミスをしたほうが罪は重い

        (相手のミスを足した分、マイナスの度数が高くなる)

・好調の波に乗った人と対戦・・・その時は大変でもそれをきっかけに自分の調子が上向きになる

・感情のコントロールができること・・・①顔に出さない②翌日に引きずらない⓷その日のうちに結論(勝因、敗因)

・勝負は急がない

・目指しているものがある人にはエネルギーがある(自分自身の存在を確認すること「こういうことができた」は

                        有意義、楽しさとなる=生きがい)

・情報・・・いかに捨てるか(選ぶではなく)

・将棋には無限の可能性・・・過去にいかに勉強したかではなく、今、最先端の勉強をしたかが重要

・オールラウンドプレーヤーでありたい・・自分の得意だけでは世界が狭くなる

・常に先を見通した努力・・・成功する可能性がある限り新しいことに挑戦していきたい。

・相手の意図を考えることが自分のヒントになる

・本音で話し合う・・・相手を理解するからこそ、自分の意見が成り立つ

・将棋上達法・・・①アイデアを思い浮かべる

         ②それがうまくいくか細かく調べる

         ③実践で実行する

         ④検証、反省する

◎「若い頃、一人で考え、学んだ知識は今の将棋では古くなり、何の役にも立たない。

  だが自分の力で吸収した ものを考える力とか、未知の局面に出会った時の対処法、

  さまざまなことが学べたと思っている。」

・リフレッシュする・・・頭も心もからっぽにする

・コンピューターが必勝法を見つけ出すこと・・・そんなことよりも「面白い将棋を目指したい」

 ◎「まだまだ広がっている未開の地平を開拓していくような、そんな将棋を指し続けたいと思っている。」

 ◎「以前、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。(・・・)

  一瞬の閃き型の人より、継続して確実にステップを上げていく若い人の方が結果として上にきている印象がある。」

・最初は真似から入る・・・過程を理解しようとすること

・育ててくれた、陰で支えてくれた人達を思い出す

◎「いい棋譜を残そう」、「後世の人に評価してもらおう」→これを捨てたら面白い将棋だと感じることが多くなった。

・年齢と共に勉強法を変えること・・・自分を前に進めるために条件だと思っている。

 ~・~・~・~・

この本を読むと将棋に詳しければ良かったな、

今からでもやろうかしら?そんな気持ちになるくらい、興味が湧いてきます。

羽生さんの素晴らしさ、柔軟さに胸を打たれる一冊です。

(◎の部分は読んで感動した部分)

どんなことを学ぶうえでも向上していくために共通のこと

読みやすかったし面白かったです。

ベランダのお花がどんどん咲いてきています。

 

 

 

 

 

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