普段、そこにないから価値のあるものってあります。
ただ、いつもある夕日だとか星空は、いつでも心に届くものです。
西日は、偶然ある海の水面に映り
あたり一面をやわらかく包みこむように染めていく。
こんな風景もあったのだと
世の中の混沌とは、うらはらに
はっきりとした主張をしてくる迫力は
大切なものが何であるのかを教えてくれるようです。
いくつもの忘れられない場面を片隅において
人は生きていくものだけれど
偶然に出合うことのできた、この夕景も忘れられない景色のひとつとなるでしょう。
夜になると、月明かりが水面に映り
「月の道」ができていました。