国家戦略室 (アンダーグラウンド)

日本本来の政治、統治、歴史についての研究

令和

2019年04月26日 | Weblog
令和について

令和、これまで出典が漢籍であったこと自体おかしかった。
年号そのものの始まりが中国文化の輸入からはじまったからだろうが、今回万葉集から引用されたのは喜ばしい。

ぱっと見違和感がないでもないが、文字を象形文字と日本の古文化で読み解くと、つくられた意図が見えてくる。

令和の令の上の部分は杯を逆さにしたとか蓋という説がある。山が天を意味し、一が地を意味し天地が一体になるという説明もあった。廟の屋根の部分という解釈もある。
下は人がぬかずく形であるということでほぼ一致している。

命令、号令の意味合いで使われる。令色に意味にも使われる。いずれも正直あまり言い印象は受けない。なのになぜこの字をあてたか。

ぬかずくは何にぬかづくかである。国家という意味とはとらえにくい。天蓋、あるいは天地合したところにぬかづくという意味が近い。

天地合するとは天の神地の神、天神地祇を意味すると考えたい。

天津神国津神である神々にぬかづくの意味であるとみる。

さらに和の字。昭和の字は平和の和、和合の和ではあるが日本を表すともいう。
一般的な意味からも年号にふさわしい。

さらにこれを分解すると左のへんは稲を表す。日本が葦原の瑞穂の国であること、
そして右側が口だがこれは、のりとを納める神の器であるという解釈があり、
ここから人の口ではなく箱のようなものが描いてあることがある。

しかしながらのりとを納める神の器というのは人間の口である。

祝詞の本体は巻物ではない。言霊である。口で空気を振動させることで発せられる音声が基本であり、祝詞の器とは口である。

つまり口は言霊を意味する。

つまり和は一文字で日本が農耕、稲作を基本とする言霊の国であることを表している。

まとめる令和という年号は、日本が神にぬかづき、神の下にあって頭を垂れ、農業を基本とする言霊の国ということである。




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