国家戦略室 (アンダーグラウンド)

日本本来の政治、統治、歴史についての研究

太古の神話と現代

2019年08月14日 | Weblog
最近高句麗を題材にしたドラマをみて、高句麗建国の朱蒙が天帝の子であるヘモスであることを知った。どらまではこのへモスは殺されてしまうのだが、史伝では納屋のようなところに引き込んで女性を身ごもらせてそのままどこかへいってしまったことになっている。今の時代で言うとひどい話なのだが、考えてみればキリストも実はこのような背景があったのではないだろうか。キリストは処女懐胎と言われているが、出口王仁三郎ははらませたものがいることをにおわせている。

はらませるという言葉は乱暴だが、昔の貴人はあちこちで子供をつくっていたようで、出口王仁三郎の出生にもそのような話がある。

大国主命でもそういうことがあって、妻が嫉妬に狂った時期があったらしい。最近のドラマでは不倫は絶対ゆるされないが、優秀な種は増やしたほうがいいような考えがある。しかしこれはごく限られたはなしである。大国主命でさえ大変だったのである、庶民がまねしてやれば、家庭は崩壊、色恋沙汰が、増えるだけ。

ともかくもこの朱蒙が神器を手にして高句麗という国を古朝鮮の再興として打ち立てる。
この際に巫女が大きく関わって扶余という国では巫女と王が対立する。巫女が神示の解釈を違えたりするところが逆にリアルに見える。扶余の巫女は最初朱蒙の父を不吉の前兆として閉じこめるのである。王が巫女と対峙して祭政が分離する。そこから朱蒙が生まれる。巫女もやがて自らの非を認めて朱蒙を支えてゆくのだが、このあたりは創作かもしれない。しかし、この時代は巫女の神示と政治が深く関わり祭政が近づいていた。


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