国家戦略室 (アンダーグラウンド)

日本本来の政治、統治、歴史についての研究

法律、ルールで取り締まるだけでいいのか

2019年03月21日 | Weblog

日本が法治国家であるから、世の中が資本主義であるから、だからそうするのが当たり前だという理屈を話の途中で差し込む評論家的な人は話していて、一歩も進まない。そこにはそうした物事への信仰が含まれていて、そうした仕組みが完全ではなく、偏れば害をなすと言うことがわかっていない。ルールは交通整理のような面もあり、うまく造れば社会が適切に機能する。しかし、なにからなにまで法律で規定していくと、法律で想定しない事態が生じたときにうまく対処できず、法律にさえひっかからなければ何をしてもよいということになる。
 法律は道徳の最低限と王仁三郎は言った。

 しかしこの道徳もやりすぎると人を窒息させる。善悪は場所や時代で相対的な面もある場合もあり、杓子定規に物事を裁いていては解決しない時もある。

 仏教では飲酒を禁じている。だが、これを国家の法として厳格に規制するとどうなるか。闇で飲酒の取引がなされマフィアや暴力の資金源となる。阿片の汚染が広がる前の日本で阿片の流入を厳格に禁止し、栽培も所持も禁止することは重要である。厳しすぎるという人もいるがこれはゆるめると、蔓延しやすい。蔓延すれば悪とつながりやすくなってしまう。山ほどの事例があり、国家がガタガタになってしまう。
だがすでに蔓延してしまっているところでは、急激にやめさせようとしても非常に難しい。そのため、一時的に政府が管理するなどして徐々に減らして行く対応策を採ることもありうる。かつて台湾では

 
 

 

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